富士通コネクテッドテクノロジーズは7月10日、Android 7.1搭載の5インチSIMフリースマートフォン「arrows M04」の発表会を開催した。発売は7月20日で、価格はオープン。市場想定価格は税別30,000円台後半を見込む。スペックの詳細はニュース記事(富士通、液体洗剤で本体を洗えるSIMフリースマホ「arrows M04」)に譲り、ここでは実際に触ってみた端末のファーストインプレッションを中心に、製品の特徴を紹介する。

販売店限定カラーを含めて5色で展開する、arrows M04

シニア向け要素取り入れ、見やすく扱いやすい製品に

富士通コネクテッドテクノロジーズによると、MVNO市場の急速な拡大や、「SIMフリー」の認知向上を背景に、これまでフィーチャーフォンしか使ってこなかった50~60代や主婦層などで「格安スマホ」に興味を持つユーザーが増えているという。

arrows M04は、そうしたユーザー向けに"見やすさ"や"扱いやすさ"を提供するモデルだ。2016年夏にリリースした「arrows M03」の後継機に当たるが、ターゲットを高齢層にぐっと引き上げて、富士通が「らくらくスマートフォン」で培った、見やすいユーザーインタフェースなど、シニア向けのエッセンスをふんだんに盛り込んでいる。

arrows M04(デニムブルー)の正面

背面

右側面。電源と音量ボタン。音量ボタンに丸いデザインを採用するのは同社初という

左側面。microSDとnanoSIMのカバーを開けたところ

底面

本体はフロント側が堅牢性をイメージしたソリッドな質感で、リア側は手がなじむややソフトなイメージの質感となっており、2枚の板を貼り合わせたようなデザインになっている。実際に手で持つと背面の上質なサラッとした手触りが印象的だ。

音量ボタンは同じサイズと形状の丸いボタンが並んでおり、ややもったいない印象。というのも、デザインとしては上品で悪くないのだが、手探りだと間違えそうだ。音量下ボタンはカメラのシャッターとしても利用できるので、正三角形と逆三角形など違うデザインのほうが押し間違うこともないだろうと感じた。