7月10日は「納豆の日」。水戸納豆で知られる、茨城県水戸市の高校に通っていた筆者にとって、今日は必ず納豆を食べる日だ。そこで今回は、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの納豆巻を食べ比べて、その違いを確かめてみよう。
比較する点は、「重さ」「糸の長さ」「粒の大きさ」「直径」「匂い」「海苔のパリパリ感」の6点。「重さ」「粒の大きさ」「直径」以外の「匂い」「海苔のパリパリ感」は、実際に食べた筆者の独断で判断する。ちなみに「糸の長さ」は、半分に切って、どのくらい糸が伸びるのかを測ってみた。
セブンの「手巻寿司 鰹だしが決め手! 納豆巻」はバランスの取れた味わい
まずはセブン-イレブンから食べてみよう。「手巻寿司 鰹だしが決め手! 納豆巻」(税込130円)は直径4.3cmで、重さが99gだった。ほかのと比べて、ちょっと太めの巻き寿司だ。
半分に切って、ゆっくりと離してみる。切れるか切れないかの直前で長さを測定したところ、7cmを記録した。粒の大きさは1cm。
気になる味はというと、ふんわりとだしが香り、納豆のまろやかな味わいが印象に残る。匂いは強くなく、バランスのとれた納豆巻と言えるだろう。
重さ 99g
直径 4.3cm
糸の長さ 7.0cm
粒の大きさ 1.0cm
匂い ★★☆☆☆
海苔のパリパリ感 ★★★☆☆
ちなみにセブン-イレブンでは、「手巻寿司 ツーンと辛い! わさび納豆巻」(税込140円)も販売しているので、興味があればこちらも合わせて食べてみてほしい。中に茎わさびが入っており、鼻に抜けるすっきりとした風味が楽しめる。
ローソン「手巻寿司 納豆」は納豆らしさを堪能できる
続いてのローソン「手巻寿司 納豆」(税込130円)は、直径が3.5cmで重さが106gだった。パッケージを開けたとたん、納豆の酸味のある香りが広がってくる。
こちらの糸の長さは、粘り強く8.5cmをマーク。粒の大きさは1.1cmと、力強さを感じる納豆だ。
こちらは酸味のあるツンとした香りの後に、なめらかな醤油の味わいが口に広がる。海苔もパリッとしており、納豆が好きな人ならこれが1番オススメかもしれない。
重さ 106g
直径 3.5cm
糸の長さ 8.5cm
粒の大きさ 1.1cm
匂い ★★★★☆
海苔のパリパリ感 ★★★★☆
セブン-イレブン同様、こちらも「納豆巻」のアレンジ商品を販売中。「手巻寿司 キムチ納豆」(税込140円)は、キムチと納豆という、間違いない組み合わせはファンが多そうだ。
ファミリーマート「手巻寿司 納豆」は万人受けを狙えそうな一品
最後に食べるのは、ファミリーマートの「手巻寿司 納豆」(税込130円)。こちらは直径3.5cm、重さ102gだった。
糸の長さを測ってみると、6.5cm。粒の大きさは0.8cmと比較的小ぶりだったが、重量はしっかりあるので、密度に自信ありと見た。
食べてみると、納豆の匂いがあまりせず、万人受けしそうだなという印象。小粒で食べやすく、これなら比較的気軽に食べられそうだ。
重さ 102g
直径 3.5cm
糸の長さ 6.5cm
粒の大きさ 0.8cm
匂い ★☆☆☆☆
海苔のパリパリ感 ★★★☆☆
ほかの2社同様、こちらもアレンジ納豆巻を用意していた。「手巻寿司 紀州産梅と納豆」(税込140円)は、梅の爽やかな酸味がよく合っており、口の中をさっぱりとさせてくれる一品だ。
今回の調査で、一見同じように見える「納豆巻」にもはっきりと違いがあることが分かった。かつおだしが香るセブン-イレブン、納豆らしさを堪能できるローソン、万人受けしそうなファミリーマートと、それぞれの個性が光った今回の食べ比べ。ぜひお好みの納豆巻を見つけてみてほしい。