サイズと重さに影響は?

EOS 6D Mark IIの外形寸法は、幅144×高さ110.5×奥行き74.8mm。EOS 6Dに比べて液晶モニターが可動式になった分、奥行きは3.6mm増したが、幅と高さはほとんど変わっていない。本体重量もわずかに5g増えただけの約685g。キヤノンは、可動液晶を搭載したフルサイズ一眼レフとして世界最軽量をうたっている。

外観デザインは、これまでの基本形状を受け続きつつ、細部にさまざまな改良を加えている。例えば、グリップは深みが増していっそう握りやすくなり、背面のマルチコントローラーはやや小型化して操作感が向上している。ボタン類の基本配置はこれまでを踏襲。EOS 6Dユーザーなら、すんなりと使いこなせるだろう。

EOS 6D Mark II (右) はグリップの形状が改良され、ホールド感が向上。シャッターボタンの斜め後ろには「測距エリア選択モード切り換えボタン」が新設された

操作部の基本レイアウトはEOS 6Dを踏襲。サブ電子ダイヤルとマルチコントローラーはやや小さくなった。ロックスイッチの形状やアクセスランプの位置などが変わっている

内蔵マイクをモノラルからステレオに改良。マイクの設置場所は、EOS 6D (左)では製品名プレートの下だったが、EOS 6D Mark II (右)ではエプロン部の右と左に移動した

側面の端子類は配置を変更。リモコン端子は前面に移動した。EOS 6D Mark IIでは、新たにNFCを搭載している

底面を比較。数値上は奥行きと重さがわずかにアップしているが、手にしたときの違いはほとんど感じない