左から尾崎由香、野本ほたる

一大旋風を巻き起こしたアニメ『けものフレンズ』を舞台化した舞台「けものフレンズ」の公開ゲネプロが14日、品川プリンスホテル クラブ eXで行われた。舞台にはアニメで声優を務めていたサーバル役・尾崎由香、フェネック役・本宮佳奈、アライグマ役の小野早稀らも出演。ゲネプロ前には記者会見が行われ、キャスト陣が今舞台にかける思いを語った。

会見で、尾崎は「千秋楽までどったんばったん騒ぎたいと思います。よろしくお願いいたします」とコメント。また本宮も、「千秋楽までみんなでケガなく楽しくやりきれればいいなと思っています。頑張ります!」とやる気を語ったほか、小野は「アライさんのように千秋楽まで突っ走りたい」と役にかけて意気込みを表現していた。

脚本・演出の村上大樹氏は、「3月に大人気のまま終わって、まさに今もブーム真っ最中の『けものフレンズ』をこれだけ早いタイミングで舞台化することができました」と喜びを語り、「見どころは、なんといっても、あの世界をどう舞台化するかというところに尽きます」と強調。続けて、「舞台では、かばんちゃんがいない中でフレンズの世界はどうなるかということをオリジナルで描いています。声優陣が演じるフレンズは、声が一緒というだけではなく、稽古をしていくうちにキャラクター自身になっていきました。一緒にやる役者のみなさんも、若い役者の中からぜひ出てほしかった役者さんたちがそろってくれました。アニメのマネではなく、作品を3次元でやった時にどうジャパリパークを表現できるかということを体感してほしい」と呼びかけた。

村上氏が語ったように、舞台にはサーバル役・尾崎由香、フェネック役・本宮佳奈、アライグマ役の小野早稀をはじめ、ロイヤルペンギン佐々木未来、イワトビペンギン相羽あいな、ジェンツーペンギン田村響華、フンボルトペンギン築田行子、コウテイペンギン根本流風らアニメで役を演じた声優陣が出演。さらに、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン -Amour Eternal-』でセーラームーン/月野うさぎを演じた野本ほたる、『おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~』でトト子を演じた酒井蘭、仁藤萌乃、加藤里保菜ら若手注目女優たちも出演しており、舞台上で存在感を放っている。声優キャストと若手女優たちのコラボレーションも本作の大きな見どころだ。

舞台「けものフレンズ」は、ジャパリパークを舞台に、記念祭で行われることになったアイドルバトルをめぐる物語が軸となってストーリーが描かれる。公演は18日まで行われる。

(C)けものフレンズプロジェクトS