説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『動画アプリが細かくスキップできずに困ります……』という質問に答えます。

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iPhone向けには、多数の動画再生アプリが存在します。その目的はさまざまで、内蔵カメラで撮影した動画を再生する『写真』、購入/ダウンロードした動画が対象の『ビデオ』、年に1度の開発者会議の解説動画を再生できる『WWDC』など、Appleが提供するアプリに限ってもいろいろあります。

サードパーティーに目を向けても、『YouTube』や『Netflix』など動画再生(ストリーミング)アプリはたくさんあります。FacebookやTwitterにも投稿された動画を再生する機能がありますから、それを踏まえれば"動画再生アプリ"と一括りにすること自体に無理があるのかもしれません。

さて、細かくスキップできずに困る動画アプリがあるとのことですが、扱うコンテンツが動画というだけで、どのように開発したか/どのような動画形式を対象にするかはアプリによって大きく異なります。そのため、ひとくちにいうことは困難ですが、細かくスキップできない(そのようなボタンが操作画面にない)アプリであっても、ある方法で15秒/30秒などの刻みでスキップするボタンを表示できます。

それは、コントロールセンターを表示することです。アプリを起動中にコントロールセンターを表示し、左方向へフリックして音楽アプリを操作するための画面を表示しましょう。そこには、動画のタイトルやサムネイル画像にくわえ、ボリューム調整バーとスキップボタンが表示されているはずです。『WWDC』や『Netflix』は、この方法でボタンが現れます。

なお、前述したとおりどのように開発したか/どのような動画形式を対象にするかはアプリによって異なりますから、iOSに標準装備の『ビデオ』のように秒単位のスキップボタンが現れないアプリもあれば、『YouTube』のようにコントロールセンターでは操作できないアプリもあります。まずは、試してみましょう。

コントロールセンターを表示すると秒単位でスキップできる動画再生アプリもあります(画面は『Netflix』)