【インタビュー】

声優・寺島惇太に聞く、劇場版『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』- 監督の「もっとセクシーに」に応えました

2016年、大きく話題を集め、総動員数48万人を突破した劇場版アニメーション『KING OF PRISM by PrettyRhythm』(以下、キンプリ)。そのファン待望の新作となる、劇場版『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』が6月10日より全国ロードショーされる。本作は、少年たちがプリズムショーと呼ばれるパフォーマンスで、『プリズムキング』の座を賭けて熱い戦いを繰り広げる内容となっている。

寺島淳太(てらしま じゅんた)。8月11日生まれ。長野県出身。ケンユウオフィス所属。主な出演は『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』一条シン役、『アイドルマスター SideM』大河タケル役、『TSUKIPRO THE ANIMATION』藤村衛役、『イナズマイレブンGO』雪村豹牙役など

今回は、前作で突如スターダムを駆け上がった少年、一条シンを演じる、声優・寺島惇太へインタビューを敢行した。話題となった作品の新作を演じることに対する意気込みや、前作を上回る『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』の魅力とは?

シンくんのお陰で自分自身の可能性が広がった

如月ルヰ(左)と一条シン(右)

――昨年、話題となった『キンプリ』の新作『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』。収録に臨んだ時の意気込みを教えてください。

やっぱり、前作よりもシンくんの成長した姿を皆さんにお届けしたいな、ということで気合を入れましたね。僕個人としても、『キンプリ』をやらせていただいたことによって、色々な経験をさせていただいたので、その経験を作品にお返しして、より素敵なシンくんを表現できたらと思っていました。シンくんは劇中で成長していたので、シンくんが成長した分、僕も成長していないとおかしいですから。

――一条シンくんを演じてから、声優として寺島さんが変わったと感じるのは、具体的にどんな部分でしたか?

以前は、20代中盤くらいのキャラクターの役をいただくことが多かったのですが、シンくんを演じてから、以前よりも若めの役、少年の役をやらせていただくことが増えました。シンくんに可能性を広げてもらえましたね。あと、この1年間でラジオやイベントなどあらゆる場所でシンくんをやらせていただけたので、前よりも自然に「フレッシュさ」が出せるようになりました。シンくんが僕の「フレッシュさ」を取り戻してくれましたね。前よりちょっと明るくなった気がします……わかんないと思いますけど(笑)。あと食生活も変わったし、引っ越しましたし……全部変わりましたね!

――『キンプリ』がクチコミを中心に広まり、話題作となっていったことでプレッシャーを感じていた部分もあったかと思います。新作のアフレコに際しても、やはりプレッシャーはありましたか?

プレッシャーはありましたね。前作は、収録が終わって公開されてから、話題になるまでしばらく時間があったので、収録では特に気負うこともなく、「とにかく必死に音響監督の長崎(行男)さんの演出についていこう」と、がむしゃらでした。でも、今回の収録は話題になった作品の新作ということで、前作の時とはアフレコに入る時の状況が全然違うじゃないですか。前作はがむしゃらに、あんまり狙うこともせず思い切りやった結果、皆さんに受け入れていただけたので、じゃあ今度はどうしようって。狙いにいったほうがいいのか、でも狙うとうまくいかないような気もしていて、そんなプレッシャーがありましたね。でも結局今回も、ただがむしゃらにやるしかなかったです。

――色々考えた結果、もう一回がむしゃらになってみたということですね。

僕が色々と変に考えなくても、作品自体にものすごいパワーがあるので、僕はそれについていこうと思いました。

――収録やさまざまなイベントを通して、エーデルローズ新入生キャストのみなさんとの絆もキャラクターと同様に深まっていったと思います。

最初よりはみんな仲良くなりましたね。LINEグループを作ったんですよ。キャストだけではなく、スタッフさんもいるんですよ。みんなコラボカフェとかに行くと写真を撮って「行ってきました」って報告もあって、アットホームな感じでやっています。

――寺島さんは、前作から西園寺レオくん推しでしたが、今でもレオくん推しは健在ですか?

ブレないですね(笑)。やっぱいいですよね、レオくんは。男っぽくなりたいはずなのに、新ビジュアルが出るたびに、どんどん女の子になっていってる(笑)。男っぽくなりたいなら、カヅキ先輩みたいな水着を着ればいいのにこの格好ですからね(ご当地ビーチシリーズのビジュアルを見ながら)。でも、レオくんにはそのままかわいさを追求していって欲しいですね。新作でも、シンくんにベタベタというか、懐いてるシーンがあったんです。

――そういうシーンを見て寺島さんはどう思いますか?

レオくん、レオくんって言い続けてきた甲斐があったなーと(笑)。菱田監督が僕の想いをくみ取ってくれたのかはわかりませんが、ありがとうございます!(笑)。

監督の遊び心が散りばめられているところがこの作品の魅力

――そんなレオくんとシンくんの仲良しなシーンも楽しみな本作ですが、寺島さんが思う本作の見どころを教えてください。

Over The Rainbowの3人がどうなっていくのかがストーリーの主軸ですが、最後はプリズムキングカップで色んなキャラクターがプリズムショーをします。そこは本当に息がつく間もないというか、次から次へとプリズムショーが繰り広げられて、その一つひとつが本当に濃いんです。無駄なシーンが一つもない。もう、全部、全部ヤバい! って感じです。

――「全部、全部ヤバい」……、そんな作品を作り上げるための、演技の工夫はあったのでしょうか?

何かに対するリアクションだったり、シンくん自身のプリズムジャンプだったり、何事もすべて通常の2倍ぐらいのテンションで、オーバーにやることですかね。他のアニメでやると過剰と言われてしまうくらいの演技をしないと、『キンプリ』は成立しないんですよね。あとは、シンくんが何かに対して驚く時に、前作では「もっとセクシーに」とよく言われてたので、続編では言われる前からセクシーにしてました。きっとこのシーンではそういうシンくんの声が求められているのだろうなって思って。やってみたらOKが出るので、やっぱりなーと(笑)。『キンプリ』をやらせていただいたことで、そういうセクシーな演技をマイク前でする勇気みたいなものをもらった気がしますね。

――収録中、印象に残っている監督からのディレクションはありましたか?

あるシーンで、特にセリフがなかったので「アドリブを入れたほうがいいですか?」って菱田監督に聞いたんです。審議があった後、監督からあるセリフを言ってくれと指示があって、言ったんですけど、わけがわからないセリフで……(笑)。後から聞いたんですが、それは、『プリティーリズム・オーロラドリーム』のとあるセリフのオマージュなんですね。そういう「伝説のセリフ」が作品を超えて受け継がれる、その遊び心が凄いなって思いました。監督の遊び心が随所に散りばめられていて、それがこの作品の魅力なのかなって思います。

――最後になりましたが、本作のテーマが「プライド」ということで、寺島さんが持つプライドを教えてください。

うーん……、好きになったものはとことん調べる、というのがプライドですかね。にわかだと思われるのが嫌なので、気になったものは徹底的に調べます。それぐらいしないと好きって言えないなと思ってて。たまに、そんなに詳しくないのに「大好きなんですよ」って言ってつつかれてボロが出る人いるじゃないですか。ああはなりたくないんですよ(笑)。

――最近、ハマってすごく調べたものはありますか?

『キンプリ』にかかわっているスタッフの方々が何人か携わっているということで、某スクールアイドルの作品を見始めたらすっかりハマってしまって。いつのまにかゲームアプリもインストールしてしまって……。でもまだ全然わかってないんで、あんまり言わないようにしてます(笑)。

劇場版『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』は6月10日より新宿バルト9ほか全国ロードショー

(C)T-ARTS / syn Sophia / エイベックス・ピクチャーズ / タツノコプロ / キングオブプリズム PH 製作委員会

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