2017年6月1~4日に東京ビッグサイトで開催された、国内最大規模の玩具商品展示会「東京おもちゃショー2017」にて、「DX(デラックス)超合金魂 超電磁ロボ コン・バトラーV」の全容が明らかとなった。

「DX超合金魂 超電磁ロボ コン・バトラーV」

1974年に第1弾「(ダイカスト)マジンガーZ」が発売されて以来、長年にわたって高い人気を誇るバンダイ(当時ポピー)の人気ブランド「超合金」を、最新技術でリニューアルしたハイエンド商品として1997年に発売を開始したのが「超合金魂」(第1弾は同じくマジンガーZ)であるが、「超合金魂」シリーズが誕生して20年というこの節目の年・2017年に、変形・合体ロボットのエポックメイキングたる『超電磁ロボ コン・バトラーV』が、マジンガーZ、グレートマジンガーに続く「DX超合金魂」第3弾としてよみがえった。

1971年にバンダイのキャラクター商品専業メーカーとして発足したポピー(現在はバンダイに統合)は、『仮面ライダー』の「光る! 回る! 変身ベルト」や『マジンガーZ』の「ジャンボマシンダー」といったヒットを飛ばした後、さらなる企画として、亜鉛合金でできたボディと精密なるディテールを売りにしたキャラクター・ミニカー「ポピニカ」を発表。仮面ライダーのサイクロン号やイナズマンのライジンゴー、マジンガーZのホバーパイルダーといったヒット商品を生み出している。

やがてポピニカのロボット版として、同じく亜鉛合金をパーツに用いた重量感のあるキャラクター商品「超合金マジンガーZ」が登場。「超合金」とはマジンガーZを構成する金属の名称であり、この力強い響きと存在感によってたちまち全国的な大ヒットを飛ばしている。その後も『ゲッターロボ』『グレートマジンガー』『がんばれ!! ロボコン』など「超合金」シリーズはテレビ作品と連動して次々にアイテムを増やし、ダイキャスト(合金)の実在感と精密ディテールの魅力、そしてバラエティに富んだ商品をコレクションする楽しさが子どもたちの心をとらえ、社会現象といえる大当たりを飛ばした。

当初は、ダイキャストによる重量感やロケットパンチ(腕がスプリングによって射出される。マジンガーZの必殺技なのだが、ほかのロボットやヒーローにも備えられ、シリーズの目玉ギミックとなった)などでアピールしていた「超合金」だが、1975年には「DX(デラックス)超合金」と銘打って、『勇者ライディーン』がロボット形態からゴッドバード(鳥)形態へと完全変形する機能を備え、これもまた好評をもって迎え入れられた。

「DX超合金魂 超電磁ロボ コン・バトラーV」バトルマシン