セイコーウオッチは23日、ライセンスブランドである「ISSEY MIYAKE WATCH」のニューモデル「GT(ジーティー)」の発売を記念したイベントを、東京都の銀座・和光本館で開催した。会場には新作のデザインを手掛けた、世界的な工業デザイナーである奥山清行氏がゲストで招かれ、こだわりのデザインについて語っている。

銀座・和光本館で「GT」発売記念イベント。奥山清行氏がデザインにまつわる秘話を明かした

コンセプトは「大いなる旅」

伝統的に名高い南部鉄瓶から、最新鋭の技術を集めた新幹線まで、幅広いデザイン活動を行う奥山氏。中でも、エンツォ・フェラーリを始めとするカーデザインで世界的に広く知られている。ニューモデル「GT」のコンセプトは、そんな奥山氏のフィールドであるモータースポーツにちなんだ「グランド・ツーリング(大いなる旅)」。優雅さに、ストイックなカーデザインを融合した。

向かって右側に置かれているモデルが「NYAG701」、左側が「NYAG702」

向かって右側に置かれているモデルが「NYAG703」、左側が「NYAG704」

GTは全4モデルで展開し、6月9日に数量限定(各100本)で発売。世界のISSEY MIYAKEショップ、ならびに全国のGT取扱い店舗にて販売される。希望小売価格は「NYAG701」が34万円、「NYAG702」が36万円、「NYAG703」が31万円、「NYAG704」が29万円。発売に先立ち、2017年4月4日から全国のGT取扱い店舗で予約が始まっている。

主な仕様だが、駆動は自動巻きのメカニカル式でパワーリザーブは約45時間、クロノグラフ・ムーブメントはセイコーの「キャリバー 8R48」、防水性能は10気圧、ケース素材はステンレススチール、ケースサイズは直径45.2mm×厚さ15mm、裏ぶたはシースルーバック。また、NYAG701とNYAG702はステンレススチールのバンド、NYAG703とNYAG704は本革バンドとなる。

銀座・和光本館でも取り扱いが開始されていた