ひとまわり小型のXZsはXperia Z4からの乗り換えにも

  • Xperia XZs SO-03J(2017年5月下旬)

XZ Premiumに似たデザインだが、背面はマット調の仕上げになっており、テカテカしていない

フラッグシップとなるXZ Premiumより一回り小さい、5.2インチ・フルHDディスプレイを搭載したモデル。2016年の冬春モデルとして登場したXperia XZの後継モデルという位置付けだ。なお、XZ Premiumでは4K HDRに対応しているが、このXZsではHDR動画の再生には対応していない。

SoCはXZから引き続きQualcomのクアッドコアSoCであるSnapdragon 820(MSM8996)で、クロックも2.2GHz+1.6GHzと変わっていないが、メインメモリは3GBから4GBに強化されている

XZとの最大の違いは、カメラがXZ Premiumと同じく「Motion Eye」に変わっていること。このため960fpsのスーパースロー映像の撮影が可能なほか、ソニー製撮像素子伝統の暗所撮影の画質がさらに向上している。カメラ機能は重視したいが、端末価格も抑えたいというユーザーにとってはピッタリの一台になるだろう。また、Xperia Z4などからの乗り換え端末としても向いているだろう。

ほぼ上位機と同じ特徴、性能的に不足なし

  • Galaxy S8 SC-02J(2017年6月上旬)

こちらも撮影泣かせの鏡面仕上げ。見る角度で色が変わるようになっている

Galaxy S8+を一回り小さくした5.8インチ有機ELディスプレイ搭載モデル。解像度がQHD+である点やHDR動画対応、SoCがMSM8998である点などもS8+と同等だが、通信速度は最大で下り500Mbpsに止まる。

通信速度を除けばS8+と同等ということで、性能的に不足はまったくない。むしろ、曲面ディスプレイと超狭額ディスプレイの恩恵で、ディスプレイサイズのわりに実質5インチ以下のモデル相当の本体幅を実現しており、男女問わず持ちやすいサイズに収まっている。S8+で触れたGalaxy Gear VR対応についても同等であり、通信速度の差が気にならないのであれば、コストパフォーマンスはこちらのほうが高いと言えるだろう。