6月10日より公開する劇場アニメ作品『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』の完成披露試写会が5月17日、東京・新宿バルト9にて行われ、一条シン役の寺島淳太、大和アレクサンダー役の武内駿輔、菱田正和監督、そしてスペシャルゲストのハライチ・岩井勇気が登壇した。

左から菱田正和監督、寺島淳太、武内駿輔、ハライチ・岩井勇気

『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』は、2016年1月9日より上映された『KING OF PRISM by PrettyRhythm』の新作映画。前作は新しい映画の楽しみ方である"応援上映"ブームを牽引し、聖地となったバルト9での上映は同年9月2日まで行われた。

今回の完成披露試写会イベントでキャスト・監督が登壇するというのは事前に告知されておらず、完全なサプライズ演出。登壇者が発表された瞬間、押し寄せた約400人のファンからは割れんばかりの歓声が起こった。そして、その中でも一番の歓声をその身に受けたのは、やはり菱田監督だ。寺島、武内、菱田監督はともに黒のスーツ姿で登場し、中でも菱田監督は、作中に登場する絶対アイドル・速水ヒロの象徴とも言うべき黄色いバラを胸ポケットに挿していた。

公開を三週間後に控えた本作は、完成したのが完成披露試写会の二日前。菱田監督も「一昨日の夜中まで作業して、出来たてのホヤホヤです。ギリギリまで時間をかけて、最後の一秒まで作っていたのでいいものが出来上がったと思います」と自信たっぷり。

また、ネタバレをしないように本作の見どころを語っていく出演者たち。寺島は「前作でもちょこっと描かれていましたが、シンくんとルヰくんの関係性が今回は結構掘り下げられているんじゃないかと思います」と、"1000年の時空を超えて君に会いに来た"という、前作の次回予告でルヰが語っていた意味深なセリフにも触れつつ紹介。

続く武内は「なんといっても、今回もアレク! アレクもそうなんですけど、みんな怒涛の勢いでプリズムショーをしています。訓練されたファンのみなさんでもついてこられるのかなってくらいのテンポ感。全方向からパンチされるくらいの衝撃が詰まっているので、応援しどころが満載です」と語る。

菱田監督は「今回も作る上で尺がオーバーしてしまいました。決められた時間に収めないといけないので、むりやりカリカリに編集して、時間内に収めました。なので、観ていても理解する速度が追いつかなくてトランス状態になると思います。無駄なカットはひとつもないので、目をまんまるにして観てください」とすべてのシーンを見どころとして挙げる。さらに「前作は100回以上観たという方もいましたので、今回は100回以上の視聴に耐えるものを作らなければ、と思いました」と普通の映画舞台あいさつではありえないような発言も飛び出した。

また、杉田智和演じる新キャラクター・高田馬場ジョージについて、まず杉田と親交の深い武内が説明。「ジョージを演じることが決まったときに『君の作品に参加することになったよ』とLINEが飛んできました。一緒に作品の収録に参加することや、『キンプリ』に出演してどういう化学反応が起きるのか、ということを楽しみにされていました」と杉田とのやり取りを説明。菱田監督も、「早い段階から杉田さんは起用しようと思っていました。杉田さんありきでジョージが作られたところもあります」と明かした。

さらに豪華なキャスト陣として、十王院百次郎役に堀内賢雄、プリズムショー協会会長役に三宅健太、十王院ホールディングスの真田常務役に遊佐浩二、そして太刀花菊右衛門役に山寺宏一の追加が発表された。

ここで、以前からツイッターやラジオなどで『キンプリ』を応援しているお笑い芸人のハライチ・岩井勇気が登場。『キンプリ』の魅力について尋ねられた岩井は「最初はなんだろうと思ってどんどんハマッていくところが、ひとことで言うとパクチーと似ています」と回答していた。

そして寺島から、「みなさんに言いたいことがありまーす」と前作『キンプリ』よりシンのセリフを引用し、『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』が韓国、香港、台湾で上映されることを報告。「世界中にプリズムのきらめきを届けられるように、これからもがんばりまーす」と決意を新たにした。さらに、北米など各国から上映したいという声も上がっているとのこと。

最後に菱田監督は、「前回はすごい長い間上映していただいて、みなさんの想定外の応援に負けたなと思っていました。今回はそれに勝つために作りました。みなさんにはぜひ『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』に挑んでもらい、僕を土下座させるくらい、頑張ってほしいなと思います」と締めくくった。