【インタビュー】

18連勝の藤井聡太四段「強くなることが僕の使命」

4 私生活「テレビはニュースとNHK杯を観るくらい」

将棋世界編集部

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目の前の一局に全力を注ぐ。その結果が連勝につながっている
撮影:中野伴水

――お話を聞いていると14歳の方と話している感覚ではなくなってきますが、素顔の部分も伺えたらと思います。驚いたのは、50メ―トル走6.8秒。かなりの俊足ですよね。

実は今年、記録が落ちたんです。去年が運動能力としては全盛期だったようで、短い全盛期でした(笑)。普段、ラジオ体操くらいはしますけど、運動時間ゼロ分なので……。球技? そこまですごく得意というのはなくて、でもほどほどには。放課後? まっすぐ家に帰ります。いちばん最初にすることですか? ……おやつを食べます。けっこう食べる方です。こだわりはないですけど、グミとかけっこう食べます」

――ラーメン好きと報道されています。

……ラーメン通というわけじゃないです。東京でラーメン屋さんに行ったことはないですし、(関西将棋会館のある大阪市の)福島がラーメン激戦区とは聞いていますけど、(行っても)けっこう混んでいて……

――読書家とも聞きます。小学4年生で司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読破したとか。

いや……母が歴史ものを好きなので、家にあったものを手に取ってみただけです。旅行記とかは好きで村上春樹さんの『遠い太鼓』とか……。村上さんの小説は読んだことがないのですが……。漫画は家にあるものを少し。『ピンポン』(著・松本大洋)とか……。『3月のライオン』(著・羽海野チカ)は映画も観させていただきましたが、対局中の細かい仕草もリアルで迫力が伝わってきました。でも、映画館にはほとんど行ったことないんです。映画自体もそんなに観たことがなくて、ジブリくらいです。『天空の城ラピュタ』とか『魔女の宅急便』とか……。音楽もあんまり……兄がかけているスピッツとかは聴きますけど

――『聖の青春』(著・大崎善生)も読んだとか。

母が買ってきたものを読んで、映画も観ました。村山先生はいつまで生きられるか分からないような状態で、あの(雑然とした)部屋でひたすら将棋を指す、というのは本当にすごいな……と思います。村山先生の将棋は、序中盤が力強くて迫力がある印象です

――気象庁のホームページで各地の積雪量を調べるのも趣味だと。

積雪量なので、いまの季節は見られません。でも、数字を見るのは好きです

――新聞も愛読しているとか。

ざっと目は通しますが……。いまはけっこう北朝鮮問題に関心があります。人類を絶滅させるだけの核兵器を持っているとしたら……と。テレビはニュースとNHK杯を観るくらいです

――スポーツ観戦は? 最近、卓球で少し年上の17歳の平野美宇選手が世界王者の中国選手に勝って話題になりました。

卓球は最近10年くらい中国勢が圧倒的だったので、破ったことはすごく価値があることだと思います。野球もルールくらいはわかるんですけど、特定の選手がどう、という感じではないです

――アスリートは挫折を乗り越えて強くなりますが、藤井さんは将棋を指してきて挫折を感じたことはあるのでしょうか。

挫折というのはおこがましいんですけど……小学2年の時の子供将棋大会の決勝の舞台で、タダで角を取られたのは衝撃でした……。でも、いま思えばいい経験です

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インデックス

目次
(1) プロでやっていける自信が付いた
(2) (羽生さんへの)憧れから抜け出さないと
(3) AIコンピュータ将棋への興味
(4) 私生活「テレビはニュースとNHK杯を観るくらい」
(5) 将棋に巡り合えたのは運命
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