ローソンがサラダの品揃えを拡大する。それを告知すべく、ローソンは15日、都内で説明会を開催した。そこへは竹増貞信社長が登場して自ら説明、サラダへの力の入りっぷりは尋常ではないようだ。

竹増貞信社長が自ら説明。気合が入るのには理由がある

26品を5段展開で販売

ローソンはサラダ需要が伸びる夏季に向け、5月より全国約1万店で陳列棚のスペースを広げ、5段での商品展開を行う。

5段展開の例。限られたスペースのコンビニにおいてこれだけの量のサラダが展開されるとインパクトがあるように感じる

そのために、もちろん品揃えも拡充する。2016年は全16品で展開してきたが、今年は26品を取扱う。特にボリュームがあり、食事として認識される一食完結型のパスタサラダやデリサラダのラインナップを増やしていく方針だ。

サラダのなかでは高額部類に入る300円以上の商品を倍以上にする

今回の発表会に先立ち、ローソンでは今年2月にサラダのテスト販売を実施。陳列棚5段展開、計26品の販売をしたところ、1日1店舗あたりの平均売上が前年比約150%増加した。こうしたテスト販売の成果をもとに、サラダの販売拡大に踏みきったというわけだ。

どうやらサラダは今、注目すべき食べ物のようだ。ローソンの説明によると、サラダ市場は拡大傾向にあり、竹増社長は「2015年、2016年は統計がないが、右肩上がりでややドライブもかかってきているという実感がある」「街に出ればサラダ専門店が目に付くようになった」などと話す。

サラダ市場の推移