12才の娘はすぐに作れた

いよいよロボットを組み立て開始。「がくしゅうコース」では、段階を踏みながらロボットやプログラムの作り方を覚えていくので、スムーズに学べる。 また、「ロボットレシピ」では、初心者でもロボットを組み立ててすぐ動かせるように、あらかじめ様々なロボットのプログラムが登録されている。プログラミングの予備知識がなくても、すんなりと始められるレシピだ。

メニューが表示される。最初は「がくしゅうコース」で練習したほうがよいだろう

初心者でも直感的に構造を理解できるビジュアルプログラミングを採用しているとのことなので、こちらからはあえて何も教えず、12才の娘にやらせてみることにした。娘はプログラミング教室に参加したことがあり、ScratchやMOONBlockなどのビジュアルプログラミング言語やマインクラフトなどの経験がある。

最初は「がくしゅうコース」で使い方を学ぶ。ミッションのゴールや、ゴールにたどり着くための考え方、新しく使う電子パーツの種類や目的をイラストや動画を使って確認。そして、ブロックで「かたち」を作る「3D組立ガイド」などの解説があるのだが、文字はほとんどなく、直感的に操作できるのですぐに理解したようだ。

基本的なプログラミングのコマンドをクイズ形式で学習できる

12ステージ、39ミッションの学びコンテンツは、ゲーム感覚で進められる。娘は予備知識があったせいか、理解は早く、気が付けば1時間半ほどで、レシピにあったオウムを完成させていた。娘が感心していたのは、レシピのわかりやすさだ。動画で確認でき、角度が変えられ、間違うことがなかったようだ。

このオウムには、首をランダムに左右に振るプログラムが用意されており、電源を入れると首がギッギッと回る。子どもたちは大喜びだった。

「オウム」を選んだようだ

最初に必要なパーツが表示される

パーツをそろえるのに時間がかかったようだ

作り方は動画を何度か止めながら組み立てていた

角度を変えながら途中で何度も確認

オウムの完成だ!

「コア」にプログラムを転送して動作確認。首が回っていた

娘によると、レシピに表示されるブルーとパープルのブロックが判別しにくく、何度か間違ってしまったとのこと。もう少し色がハッキリしていると良かったそうだが、この辺りはソフトウェア的な部分なので、アップデートで改良されていくかもしれない。また、ブロックをいったんはめてしまうと、子どもの力では取り外しづらいとのことだった。

ある程度、PCやタブレットの扱いに慣れているのであれば、子どもはどんどん覚えて使いこなしていく。「何か聞かれたらどうしよう」とドキドキしていたが、親の出番はなかったので安心した。