【レポート】

野沢雅子「日本映画批評家大賞」声優賞を受賞 - 選考委員「製作者でなく、数多くの主人公が野沢雅子を選んできた」

声優の野沢雅子

都内・東京芸術劇場にて16日、「第26回 日本映画批評家大賞」の授賞式が開催され、「ドラゴンボール」の孫悟空役などで知られる声優の野沢雅子が、ちばてつや氏原作の劇場版短編アニメ『風のように』で声優賞を受賞した。選考委員からは、「野沢雅子は、アニメ制作者が選ぶ声優ではない。数多くの主人公が、野沢雅子を選んできた」と賛辞が贈られた。

『風のように』は、1969年に漫画雑誌『週刊少女フレンド』(講談社)の読み切りとして掲載された短編作品。自然と、そこに暮らす人間がどのように共存できるか、70年に差し掛かろうとした時代に環境問題を提起した作品で、現在もファンの根強い支持を得ている。

野沢は今回の受賞について、「長年やってきたのでご褒美をいただいたような気持ちです」と語り、「オラたまげたぞ、ありがとな!」と喜びを表現した。

松本零士氏や鳥山明氏ら有名漫画家が、自身の作品がアニメ化される際に、声を聞いただけで野沢を指名したのはよく知られた話。選考委員からは、多くの主人公を演じてきた野沢の功績について、「王道の映画で主役を演じる俳優が限られる以上に、王道のアニメで主人公を演じることができる声優はひと握り」、そして冒頭の「野沢雅子は、アニメ製作者が選ぶ声優ではない。数多くの主人公が、野沢雅子を選んできたのだと思う」というコメントとともに、「彼女を凌駕できる声優が、今後生まれてくることはあるのだろうか」と、最大級の賛辞が贈られた。

なお、昨年は野沢も参加している劇場アニメ『ドラゴンボールZ 復活の「F」』(2015年)でフリーザを演じた声優の中尾隆聖が「日本映画批評家大賞」声優賞を受賞している。

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