スイスのバーゼルで開催されたウオッチ&ジュエリーの祭典「BASELWORLD 2017」にて、ロンジンはその豊富なコレクションライブラリーから、精度を徹底的に追求した新作を自動巻とクォーツで発表。多くの競技大会に公式計測器を提供してきたロンジンの伝統と誇りを体現したこれらの超高精度モデルは、今年で創業185周年を迎える同社の時計作りの精神と技術を未来に語り継ぐ、新たなマイルストーンとなりそうだ(掲載写真はすべてクリックで拡大表示。価格はすべて予価で税別)。

外観は黒、中は白を基調としたロンジンブース

ロンジンのアイコンである馬のオブジェ。今年はカルーセル

レコード

スイスクロノメーター検定協会「COSC」(Controle Officiel Suisse des Chronometres)が、厳しいテストにパスした高精度なムーブメントのみに与える「COSC認定」。2017年の新作「レコード」は、このクロノメーター認定自動巻ムーブメントをロンジンの製品で初めて搭載した、超高精度モデルだ。

「レコード」はペアウオッチとしてもオススメ。超高精度モデルゆえ、待ち合わせに遅刻しても言い訳はできなさそう

スイスクロノメーター検定協会「COSC」によるクロノメーター認定証

ロンジンがその歴史の中で培ってきた、クラシカルなエレガンスと高度な職人技術を融合。ムーブメントにはシングルクリスタルシリコン製ひげゼンマイを採用し、酸化や通常の温度変化、磁場、気圧変化などの影響を克服。精度と耐久性を大幅に向上させた。これが、きわめて難関といわれるCOSCのクロノメーター認定をパスしたキーテクノロジーだ。一方、デザインはロンジンらしい普遍的なエレガンスを継承。同社の総合的な時計技術の高さを物語る、今後の定番ラインになりうるコレクションだ。

メンズ、レディースとも、ダイヤルに「AUTOMATIC CHRONOMETER」の文字が刻まれている

メンズモデルもエレガントさを感じさせる、ロンジンらしいタイムピースだ

マザー・オブ・パールダイヤルとダイヤモンドのコンビネーションが素晴らしい

シースルーバック。ローターのコート・ド・ジュネーブやブリッジのペルラージュなど、装飾にも手抜きなし!

パワーリザーブは40時間。ケース素材はSS(ステンレス・スチール)。サイズは38.5mmのメンズモデルと26mmのレディースモデルが用意される。いずれも3針デイト表示。風防は傷防止加工のサファイアクリスタル(無反射コート)で、3気圧防水。SS製のブレスレットまたはアリゲーターストラップが付属する。

メンズモデルの価格は、ブラックラッカーダイヤルにダイヤモンド13石をセットしたモデルが29万6,0000円、ダイヤモンドなしのモデルが25万2,000円。レディースモデルの価格は、ダイヤルとベゼルにダイヤモンドをセットしたモデルが48万8,000円。ダイヤルにダイヤモンドをセットしたモデルが27万7,000円。その他は23万3,000円。すべて今秋発売予定。

ディスプレイケースの「レコード」。実に多くのバリエーションがある。ブルーダイヤルなど、日本未入荷モデルの姿も