読める本はどれくらいある? 入会前にチェックしよう

Amazonが提供する電子書籍サービスが「Kindle」だ。電子書籍専用の閲覧端末として「Kindle」や「Kindle Paperwhite」を提供しているほか、AndroidやiOS向けのアプリも用意されており、簡単に電子書籍が楽しめるようになっている。

その電子書籍の読み放題サービスが「Kindle Unlimited」だ。読み放題というと、何でもかんでも全部読めるような印象があるが、実際には現在販売されている書籍のうち電子化されているものは一部だし、そのうち読み放題に対応しているものはさらに限られている。

「Kindle Unlimited」の利用料金は、月額980円。プライム会員料金とは別になっているため、純粋にこの読み放題サービスにこの金額が出せるかどうかが見極めのポイントだ。自分が読みたい本がたくさん含まれていれば得になるが、好みによってはまったく読むものがないということにもなりかねない。30日間の無料体験はできるが、まずはサービス読めるタイトルについてチェックしておこう。

Amazonのトップページにアクセスして「カテゴリー」にマウスを合わせ「Kindle本&電子書籍リーダー」を選択すると、新たなメニューが表示される。その中で「Kindle Unlimited読み放題」を選択しよう。料金や利用端末などを含むサービスの概要などはこのページで確認可能だ。

トップページの「カテゴリー」からKindle本ページにアクセスできる

「Kindle Unlimited読み放題」ページではサービスの概要が確認可能だ

実際に読める本を探すには、上部メニューの「Kindle本」をクリックした後、左メニューで「読み放題タイトル」にチェックを入れる。左メニューではカテゴリごとにどれだけの対象タイトルがあるのかが表示され、右側では各タイトルの表紙などが確認できる。まずはこの段階で、自分の読みたい対象がどのくらいあるのかざっくりとしたことが把握できる。

具体的なタイトルを探すには、上部の検索フォームを利用してキーワード検索を行う。検索結果でも左メニューで「読み放題タイトル」にチェックを入れて絞り込みが行える。

「読み放題タイトル」にチェックを入れて絞り込み

カテゴリーごとの冊数や人気タイトルがわかる

キーワード検索結果も「読み放題タイトル」が表示されたらチェックを入れよう

読みたいジャンルの対象本に表示を絞り込める

検索キーワードによってはこのチェック項目が表示されないこともあるし、キーワードを変更するたびにチェックを入れ直さなければならないのが面倒だが、注意深く見ればチェックボックスによる絞り込みができていなくとも対象タイトルかどうかはわかる。ポイントは「Kindle版」の項目に「¥0 kindleunlimited」の表示があるかどうかだ。

検索結果表示で「¥0」表示があれば対象タイトルだ

忘れずに「読み放題で読む」を選択

ある程度読みたい本がありそうだと思ったら、30日間の無料体験に登録してみよう。期間経過後は自動的に有料会員に引き継がれるから、もしお試しだけでやめておくつもりならば、期間内に設定を解除しなければならない。

無料体験中、もしくはすでに有料の会員となった後ならば、対象タイトルページで「読み放題で読む」をクリックするだけで読書をスタートできる。気をつけなければいけないのが「1-Clickで今すぐ買う」を使わないことだ。

「Kindle Unlimited」対象タイトルの多くは、通常販売されているKindle版と、Kindle Unlimited版が存在する。中には紙の書籍も販売されていることがある。「1-Clickで今すぐ買う」は通常のKindle版購入のボタンなのだ。まずは紙書籍ではなくKindle版であることを確認し、さらに通常購入ではなく「読み放題で読む」のボタンであることをしっかり見てからクリックしなければならない。

入手時には「読み放題で読む」をクリックしないと読み放題扱いにならないので注意