アパレルメーカーのナイガイは、オウケイウェイヴ、メディアシークと共同で、新しい消費者とのコミュニケーションサイトの提供を開始する。AIの活用をも視野に入れた「リアル店舗を活性化させる買い物サポートツール」とはどのようなものだろうか。

ナイガイのウェブサイト

足元に特化した情報発信サイトを運営

ナイガイは1920年(大正9年)創業の、靴下・ソックスをはじめとするフットウェアを専門とする老舗のアパレルメーカーだ。このナイガイが同社製品の顧客に対して新たに開始するサービスが、足元全般に関するQ&Aや情報発信サイト「ナイガイ コミュニティサイト」と、商品に関する口コミサイト「レッグファッションコミュニティ ものトーク」の2つだ。

「ナイガイ コミュニティサイト」では、冷え性や足の痛み、むくみといった足に関する悩みについて検索・相談できるQ&Aサイトとなっており、ここではナイガイの社員(約250名)やナイガイが認定した医師・整体師などの専門家がコメントできるようになっている。

またこのサイトはOKWAVEで過去に投稿された質問の検索や表示にも対応しており、関連するQ&Aやコラム記事などが読めるようになっている。将来的にはAIエージェントを使ってQ&Aのやり取りを学習させ、最適な回答を返せるような機能も計画しているという。

ナイガイのウェブサイトの右上に「ものトーク」の表示があるので、ここをクリックして「ものトーク」へアクセス。その後、左上にある「レッグファッションコミュニティ ものトーク」をクリックすると、足関連の特集記事一覧などにアクセスできる。ここが「ナイガイ コミュニティサイト」でいいようだ

もう一つの「ものトーク」は、ナイガイのウェブサイト上のリンクをクリックするか、またはナイガイ製品についているQRコードを、メディアシークのバーコードリーダーアプリ「ICONIT(アイコニット)」でスキャンすることで接続できる口コミサイトで、同社製品に対する消費者の口コミを閲覧・投稿できる。いずれのサイトでも、閲覧は自由だが、投稿するにはOKWAVEのアカウントが必要になる。

口コミサイトの「ものトーク」。表示が「こらボード」になっているなど、スタートしたばかりなせいか、やや不整合も見られる。システムとしてはOKWAVEの中にナイガイ製品専用のジャンルが作られたことになる

ナイガイ製品のパッケージにQRコードが貼ってあるので、「ICONIT」で読み取る。一度アクセスすれば、次からは履歴に残っているアイコンからもアクセスできる