【レポート】

ローテクでも有望? DeNAが参入した保険事業の可能性

3 今はローテク

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マッチングサービスはまだまだブルーオーシャン

DeNAのサービスということで、バックボーンではAIがマッチングを担当するなど、ハイテクなものを想像していたのだが、現段階ではある程度地域等で選別されるとはいうものの、申し込みがリストアップされており、それを見て保険募集人がアプローチをかけるという、とてもローテクな仕組みで運営されているとのこと。将来的にはAIによるマッチングも検討しているが、現段階ではデータが少なすぎて学習させることができないとのことだ。

保険商品を購入する場合、もともと特定の会社の特定サービスを購入したいという人はその会社のウェブサイトなどから申し込めばよく、「ほけんのコーデ」のようなサービスのターゲットになるのは「保険は必要そうだけど、何を買ったらいいのかわからない」という、もっとも多くの顧客が該当する層になるだろう。こうした層向けのサービスとしては無料相談のウェブサービスなどが競合となるが、保険募集人の人柄を武器にできる「ほけんのコーデ」とはそもそもの方向性が異なり、直接競合となるサービスは今の所思いつかない。

また、保険を販売する側の立場から見れば、こうしたプラットフォームがあることは販売機会を増やす大きなチャンスになる。特に小規模な販売代理店の場合、価格競争では勝てないため、親身な相談などサービス面を重視してもらうしかなく、その点で購入意欲のある顧客に直接売り込むチャンスができるというのはメリットでしかない。自力でシステムを構築する余裕のない規模の代理店にとっては渡りに船といったところだろう。DeNAとしても、参加する代理店が増えればマッチングに関するデータを収集することができ、将来のAI化に役立てることができる。まさにWin-Winだ。

正直なところ、最初説明を聞いていたときには「地味なサービスだなあ」と思っていたのだが、今の所競合らしい競合もなく、一定の需要も見込めそうときており、実は大きな可能性を秘めたサービスではないだろうか。現在はまだ始まったばかりで様子見の状態らしいが、より多くの保険募集人の利用に対応した本サービスの展開が楽しみだ。

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インデックス

目次
(1) 人柄で決まる成約
(2) 顧客とDeNA双方のメリットは?
(3) 今はローテク
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