ベンチマーク結果「3DMark」

まずは3DMarkの結果から紹介。IceStorm/IceStorm Extreme/CloudGate/SkyDiver/FireStrike/FireStrike Extreme/FireStrike Ultraの各テストに加えて、DirectX 12対応テスト「Time Spy」、VRシステム向けテスト「VR Mark」でテストを行った。

Graphicsスコアを見ると、負荷が低いテストでは、Radeon RX 580はRadeon RX 480比で5%前後、負荷が高いFireStrikeなどでは10%近くパフォーマンスが向上している。リファレンスとOCで比べるとあまり差がないテストもあるのだが、最大で5%ほどの性能差が見られたものもある。

競合との比較は、やはりGTX 1070が飛びぬけた性能となっている。AMDでは前モデルRadeon RX 480の発表時に「RX480とGTX1070/1080は、まったく異なるマーケットセグメント」とコメントしていたのだが、これはRadeon RX 500シリーズでも変わらないことが確認できた。

しかし、GTX 1060と比べてみると、Radeon RX 480では負けるシチュエーションが多いのだが、Radeon RX 580では拮抗、あるいは上回るところまで持っていけているので、確かにGTX 1060と対抗できる製品に仕上がっていることが分かる。