ぐるなびは4月11日、現役秘書が選ぶ「接待の手土産セレクション 2017」の受賞式を開催した。式には、女優の木村文乃さんが登壇し、手土産についてのトークセッションを行った。

「接待の手土産セレクション 2017」の受賞式が開催された

企業の交際費は4年連続で増加

今年3月に発表された国税庁の「平成27年度分 会社標本調査結果」によると、企業の交際費支出額は1年で3兆4,838億円。支出額は4年連続で増加しており、27年度は前年額を2,333億円(前年比7.2%)上回った。

ぐるなびは「企業間の交際の増加とともに接待での手土産を用意する機会も増加している」と分析しており、同社が実施した秘書アンケートにおいても「ここ数年、世帯・会食時における手土産手配が増加した」という結果が出ているという。

秘書が選んだ特選商品30品はこれ!

「接待の手土産セレクション 2017」は、ぐるなびが運営する秘書のためのサポートサイト「こちら秘書室」ユーザーである現役秘書がセレクト。仕事で手土産選びをする秘書たちが目利きしたランキングとあって、過去には入賞した商品が購入まで3カ月待ちになるなど毎年大きな注目を集めている。今年の特選商品は洋菓子・和菓子・惣菜・調味料・飲み物などの各ジャンルから計30品が選出された。

また、特選商品の中で「秘書の話題賞」を受賞したのは、洋菓子部門「しゅんかしゅうとうkikiボンボンショコラ8個入り/ANNIVERSARY GARDEN」(3,240円)、和菓子部門「海鮮しぼり焼詰合せ/巴屋 清信」(5,400円)、惣菜・調味料・飲み物部門「金の牡蠣・銀の牡蠣 風呂敷包み3個セット/広島かきドットコム」(5,400円)の3商品。

「接待の手土産セレクション 2017 『秘書の話題賞』」受賞商品
上「しゅんかしゅうとうkikiボンボンショコラ8個入り/ANNIVERSARY GARDEN」(3,240円)(洋菓子部門)
中「海鮮しぼり焼詰合せ/巴屋 清信」(5,400円)(和菓子部門)
下「金の牡蠣・銀の牡蠣 風呂敷包み3個セット/広島かきドットコム」(5,400円)(惣菜・調味料・飲み物部門)

「特別国際賞」には、海外の日本茶ブームで注目が集まっているという「玉露プレミアムアソート/池田製茶」が選出された。

「接待の手土産セレクション 2017 『特別国際賞』」受賞商品
「玉露プレミアムアソート/池田製茶」(5,400円)

木村文乃さんが選ぶ「手土産」は?

授賞式後には、ゲストの木村文乃さんによるトークセッションも行われた。まずは、「秘書の目利き」ならぬ「文乃の目利き」として、木村さんが受賞30商品の中からセレクトした手土産が紹介された。

「手土産には、買いに行くときの見る楽しみ、贈る楽しみがあり、そして頂いた方にはうれしさがあります。どの手土産も、1から100までのうちたった1つの手順やこころくばりを抜くだけでこの(受賞商品が並ぶ)壇上には登れなくなると思うと、皆さんの日本人としての誇りや心意気はすごく大切にしていくべきものだと改めて感じました。特選の中から『文乃の目利き』として選ばせていただいたのは『海鮮しぼり焼詰合せ/巴屋 清信』です。骨までおいしく頂け、それでいて海鮮の味もしっかりしている。それだけ、大事なものを頂いているなあという気持ちになります」

木村文乃さんが授賞式に登場

続いて、ふだん目利きをしていること、こだわっていることについて聞かれた木村さんは「器」にこだわりがあると明かし、器を選ぶ方法について次のように語った。

「『かわいい』『欲しい』と思ったからではなく、器を買うときは作家の方のプロフィールや一言に気持ちが引き寄せられて、是非うちに迎え入れて大事に使いたいと思う、引っ張られることが多いです。メッセージも大事に一緒に使うという感覚ですね」

最後に木村さんが仕事で手土産を選ぶときに意識していることを紹介し、トークセッションは幕を閉じた。

「ふだん仕事をする中で、手土産や差し入れは必需品です。撮影が深夜まで及べば甘いものが欲しくなりますし、活気づけるためにしょっぱいものを持っていって、みんなに喜んでもらうこともコミュニケーションにつながるので大切ですよね。現場ではご飯を食べるタイミングがないときもあるので、きっとテンションがあがるだろうなあと思いながら選ばせてもらいました。選ぶポイントは夏だったらちょっとさっぱりしたもの、冬だったらお腹にたまるものですね。また、甘いものであれば『片手で食べられること』も現場仕事などで重要だと思います」

手土産選びのポイントなどを語った木村文乃さん

特選商品はこの26品

秘書の話題賞・国際特別賞を除く特選商品26品は下記の通り(部門別・順不同)。

■洋菓子部門
クリオロ「焼菓子 特大箱セット」(5,150円)
COVA TOKYO「バーチ・ディ・ダーマ(25個入り)」(5,400円)
菜夢来「KOHAKU(柿シャーベット)」(3,960円)
ラ・メゾン・デュ・ショコラ「フィナンシェ 8個入り」(3,024円)
ラ・メゾン・デュ・ショコラ「ボワット メゾン」(2万5,164円)
BABBI「ヴィエネッズィ」(756円)

■和菓子部門
三田 見野屋「焼き栗きんとん」(4,860円)
茶舗 牧ノ原「牧ノ原オリジナルお茶葛餅」(2,456円)

■惣菜・調味料・飲み物部門
NALU GARDEN FARM「幻の白いはちみつ」(5,400円)
アンファーム「フルーツジャム」(1,700円)
ひろの屋「塩揉み熟成鮑」(1万800円)
金澤町家料亭 壽屋「胡麻煉羹(6個入り)」(3,240円)
水城「信州・水城 野菜茶漬 至高」(5,400円)
うを徳「まぐろの角煮」(4,255円)
ELEZO PARTY「エレゾ セレクション Secretary」(6,480円)
マルセンファーム「至高のトマトジュース『スカーレット・ティアーズ』」(1万2,960円)
喜多屋「大吟醸 極醸 喜多屋」(4,320円)
桃翠園「出雲茶 詰め合わせ」(5,400円)
六花酒造「純米大吟醸じょっぱり華想い」(3,456円)
ロイヤルブルーティージャパン「京都宇治碾茶 The Uji 木箱入り」(6,588円)
南高梅発祥農園 紀州高田果園「本格梅酒(高田の梅酒)」(1万800円)
神宮司庁御用達銘茶 芳翠園「煎茶 名人憲太郎」(4,320円)
海田園黒坂製茶「海田園の銘茶ギフト 匠」(6,480円)
日本茶のある暮らしのお店 茶のみ「日本の茶産地 銘茶九種詰め合わせ」(5,400円)
天竺「庵-IORI-」(4,860円)
江戸切子の店 華硝「江戸切子 ぐい呑み」(1万9,440円)

※商品価格はぐるなび「接待の手土産」(2017年4月11日時点)を参照。すべて税込。