日本マクドナルドは4月5日、レギュラーバーガー「グラン」シリーズを全国の「マクドナルド」店舗で発売する。ビーフバーガーがレギュラーメニューとして登場するのは8年ぶり(「おてごろマック」を除く)。「マクドナルド 六本木ヒルズ店」(東京都港区)では、ひと足先に販売が開始していたので、早速買って食べてみた。

「グラン」シリーズはいつもよりリッチな印象だ

「グラン」シリーズは、「グラン クラブハウス」(税込490円)、「グラン ベーコンチーズ」(税込390円)、「グラン てりやき」(税込390円)の3種類。これらのバーガーは、本格的な肉厚ビーフパティが特徴で、通常の1.7倍の厚さだという。先日行われた新商品発表会では、登壇したタレントの平井理央さんが「肉厚なビーフが絶品で、トマトとレタスのシャキシャキ感、バンズのもちもち感のトリプルパンチにやられました」と絶賛していた。

タレント・平井理央さんも絶賛している

素材のうま味を実感できる「グラン クラブハウス」

まずは、看板商品の「グラン クラブハウス」から食べてみよう。同商品は、ビーフパティとスモークベーコン、ホワイトチェダーチーズ、トマト、レタス、オニオン、酸味のある特製ソースをふわふわとしたバンズでサンドしている。素材それぞれの魅力を引き出し、高級感のある味わいに仕上がっているという。

「グラン クラブハウス」(税込490円)

肉厚ビーフの魅力が素晴らしいという

食べてみると、シャキシャキとしたレタスのみずみずしさが印象に残る。それに続いて、ビーフパティのワイルドな味わいが口に広がり、ほんのりときいたコショウまで鮮明に感じられた。じっくり食べすすめていくと、チーズの風味やベーコンの香り、バンズの食感といった、それぞれの素材の持ち味が押し寄せてきた。「ここまでいろいろと考えながらハンバーガーを食べることってあまりないなあ」と気づかされる一品だった。

いざ実食。平井理央さんとは同じ人類なのにどうしてここまで違うのだろう

それぞれの具材の魅力が詳細に感じられる味わいだ

2種類のチーズが絡み合う「グラン ベーコンチーズ」

次は、「グラン ベーコンチーズ」を実食してみる。こちらは、100%ビーフパティとベーコン、オニオンと一緒に、ホワイトチェダー・イエローチェダーの2種類のチーズをサンド。味付けはケチャップとマスタードと非常にシンプルだ。

「グラン ベーコンチーズ」(税込390円)

ホワイトチェダー(下)とイエローチェダー(上)の2種類を使用している

こちらは味付けがシンプルなので、よりビーフの風味とうま味をしっかりと堪能できた一品。オニオンのピリッとした辛味がアクセントとなり、味を引き締めている。肝心のチーズだが、「グラン クラブハウス」と比べると、後味のコクが濃厚になっているようだ。

シンプルな味付けなので、ビーフのうま味をしっかりと堪能

てりやきソース×ビーフを初体験した「グラン てりやき」

最後の「グラン てりやき」は、「てりやきマックバーガー」のてりやきソースを使用している。普段はポークパティで食べるこのソースは、ビーフとの相性はいかがなものだろうか。具材はビーフパティ、トマト、レタス、てりやきソースとマスタードだ。

「グラン てりやき」(税込390円)

てりやきソースとビーフの相性は……?

ビーフパティのパワフルな味わいは、てりやきソースとの相性抜群。さらに印象に残ったのは、てりやきソースの甘さでトマトの酸味が際立っていたこと。食べる前までは濃厚なイメージだったが、マスタードとトマトが相まってすっきりとした後味だった。

後味が思った以上にすっきりとしていた

新レギュラーメニューとして登場した3つのバーガー。それらはビーフのうま味と、素材の個性をしっかりと楽しめるリッチなものだった。全国発売は5日の10時30分から。それまで待てないという人は、「マクドナルド 六本木ヒルズ店」で先取りしてみてはいかがだろうか。