デアゴスティーニ・ジャパンは、新型のオリジナルロボット「ロビ2」を組み立てられるマガジンシリーズ、週刊『ロビ2』を6月6日に発売する。発売を記念し、東京・六本木「hills cafe/SPACE」にてお披露目イベントが開催された。会見には、ロビの生みの親であるロボットクリエイターの高橋智隆氏らが登壇した。

左から、司会役のフリーアナウンサー・木佐彩子、高橋智隆氏、デアゴスティーニ・ジャパン 代表取締役社長・村野一氏

発表会では、高橋氏によるデモンストレーションが行われた。週刊『ロビ2』は、約12万体を世に送り出したマガジンシリーズ週刊『ロビ』の組み立て型オリジナルロボット「ロビ」をさらに進化させ、さまざまな機能を搭載したシリーズ最新作で、新たにロビ2をサポートするツールロボ「Q-bo(キューボ)」が付属する。

「ロビ2」では、笑顔を見分ける笑顔認証機能と、新搭載の内蔵カメラによって、記念撮影が可能に。また、家族の顔や名前、誕生日、記念日などを記憶する機能をはじめ、「Q-bo」と一緒に英会話をしたり、オリジナルボードゲームを楽しんだりすることができるようになった。さらに付属する絵本の読み聞かせや、定期的に送られてくるメールマガジンを読むことで、新たなダンスを踊るといったお楽しみに要素もあるという。

今回は基本パーツから好みのカラーを変えられるカスタマイズパーツも用意。耳と胸のロゴを好みに付け替えられるほか、別売りのオプションパーツとしてブーツも発売される予定。また、組み立てが不安という人のために、有料の「組み立てサービス」も用意されるとのこと。

発表会で高橋氏は立ち姿にも言及。ロビはただ直立させるのではなく、微妙に上下させるようになっているという。その理由について「直立だと不気味に見え、猫背だと陰気なロボットに見えてしまう。ロビは体を上下させることで呼吸しているかのような動きを再現している」と人間らしいアクションが実現できることをアピールした。

さらに、ロビ2はインターネット接続できないことも特徴の1つ。この理由について高橋氏は、ネット環境のない人でも楽しめることはもちろん、アメリカではコミュニケーショントイがインターネットに繋がってしまうことで、子どもの会話ログが流出する問題も起こっており、これらの流出を防ぐため、あえてロビだけで完結するような仕様だと明かした。しかし、このままでは新たな機能を追加できないため、ロビ2ではメルマガで送られてくるQRコードを読み取ることで新たなアクションが可能になるという。

イベント後半には、ロビとロビ2による「あっち向いてホイ」や、「ロビ48」によるダンスパフォーマンスも披露。座り姿勢から立ち上がり、番号の点呼、前へならえのアクションをし、その後48体が見事なダンスを繰り広げ、来場者を驚かせた。

週刊『ロビ2』は6月6日に発売。全80号。創刊号特別価格は799円で、第2号以降通常価格1,998円となる(一部高額号あり。詳しくは公式サイトや創刊号に記載)。