クリエイト・レストランツ・ホールディングスは3月31日、アメリカ発のハンバーガーチェーン「THE COUNTER(ザ・カウンター)」を「東京ミッドタウン ガレリア」(東京都港区)にオープン。ここ1~2年で、アメリカ発ハンバーガーチェーンが続々と日本に上陸しているが、今回はどんな店舗なのか、早速行って確かめてきた。

同店のコンセプトは、「自分で作る、自分だけのバーガー」。2003年にアメリカ・カリフォルニア州サンタモニカで誕生し、現在は世界で42店舗を展開している。2005年には、雑誌「GQ」米国版の"死ぬまでに食べたい20のハンバーガー"にランクインしたというが、その味はいかに……?

「THE COUNTER(ザ・カウンター) 六本木」(東京都港区)

バンズからソースまで、なんでも自由自在

同店の目玉になるのがオーダーシート。席について渡されるこのシートには、パティの種類や大きさ、バンズ、トッピングなど細かに表記されている。これにチェックをつけてオーダーすることで、自分好みのハンバーガーが作り出せるというものだ。価格はパティの大きさによって変わり、170gなら税別1,190円、227gなら税別1,390円、312gなら税別1,590円となる。

パティは、ホルモン剤を使用していない自慢の「100%ビーフ」「チキン」「サウザンフライドチキン」「マヒ マヒ」、肉を使用しない「ビーガン ベジタブル」の5種類(「サウザンフライドチキン」「マヒ マヒ」は200円追加)。

「100%ビーフ」

「チキン」

「ビーガン ベジタブル」

さらにバンズも、ふわふわとした「ブリオッシュ」、穀物たっぷりの「マルチグレイン」、ちょっとハードめな「イングリッシュ マフィン」、もっちりとした「チャバタ」などが用意されている(「チャバタ」は100円追加)。

自分好みの食感のバンズを選ぼう

チーズは14種類あり、そのなかから1種類をチョイス。「チェダー」や「モッツァレラ」「ブルーチーズ」といったメジャーなものから、「グリエール」「ピメントチーズ」といったニッチなものまで取りそろえている。100円追加すれば、もう1種類チーズを足すことも可能だ。

14種類のチーズを用意している

ソースの数も尋常じゃない。「BBQソース」「ステーキソース」といった王道や、「ハウスマスタード」「ガーリックアイオリ」「コリアンチリアイオリ」といったパンチのきいたもの、ドレッシングなど全部で22種類から選択する。さらに100円追加すると、2種類のソースを足すことができるという。これは選ぶのが難しいので、店員のオススメを聞いたほうがよさそう。

ソース&ドレッシングなど22種類。1つを選ぶのは至難の技だ

最後に「ロメインレタス」「ベビーミックスグリーン」「トマト」といった野菜や穀物の中から、好きなものを4種類ほど選ぼう。「アボカド」「ベーコン」「サニーサイドアップエッグ」「ワカモレ」などのプレミアムトッピングも、1種類100円で足すことができる。

トッピングも好きな具材を好きなだけ選ぶことができる

これでハンバーガーは完成だ。これだけの中から組み合わせていけば、きっと自分の好みの味が見つかるはずだ。

カスタムして自分好みの味を見つけてみよう

何を選べばいいのか分からない人は「シグネチャー バーガー」がオススメ

ここまで、自由自在のカスタムバーガーを紹介してきたが、「正直何を選べばいいのか分からない」という人も多いだろう。筆者もその1人だ。そんなときは、すでにカスタム済みの「シグネチャー バーガー」から選んでみよう。

看板メニューとなるのは、店名を冠した「ザ・カウンターバーガー」(税別1,390円)。パティは「100%ビーフ」、バンズは「ブリオッシュ」、チーズには「プロボローネチーズ」、トッピングは「オニオンフライ」「レタス」「ソテーマッシュルーム」「トマト」を挟み、ソースは「ガーリックアイオリ」でまとめている。

ガーリックのパンチのきいた味わいに、アクセントとして「オニオンフライ」のサクサクとした食感が加わっている。100%ビーフは肉の味が前面に出ており、力強さをしっかりと感じた。

「ザ・カウンターバーガー」(税別1,390円)

ほかにも、「ビーガン ベジタブル」を使った「スプラウトベジ」(税別1,190円)、イングリッシュマフィンでサンドしている「レッドアイ」(税別1,390円)など、多彩な組み合わせのバーガーが用意されている(パティは全て170g)。これらの「シグネチャー バーガー」を基礎に、アレンジを加えてもいいかもしれない。

「スプラウトベジ」(税別1,190円)

「レッドアイ」(税別1,390円)

同店の営業時間は11時~23時(ラストオーダーは22時)。さまざまな素材から、自分好みのバーガーを作る。同店は、カスタムする楽しさでファンを取り込んでいくという。押し寄せる外来系ハンバーガー店の中でどのような存在感を放つのだろうか。

※画像はオープン前内覧会だったため、実際とは異なる場合がある