日々節約を頑張っているものの、お金の貯まらない原因はわからないという人もいるかもしれません。使い過ぎを改め、支出を適切な範囲にとどめるには、支出項目ごとのちょうどいいバランスを知っておくことも大切です。そこで今回は、各支出項目の理想的な割合や家計の見直しポイントについて解説していきます。

支出のバランス見直しポイント

理想的な支出の割合を知ろう

支出を減らそうとするとき、とにかくお金を使わないように無計画な節約をしていないでしょうか。それでは我慢が積み重なって衝動買いにつながったり、お金を使うべきところで使えなくなってしまったりと、逆効果になることも。家計の中でどこを減らすべきなのか確かめるには、各支出項目の理想的な割合を知り、そこから大きくはみ出ないようにすることがポイントです。

同じ項目でも、家族構成によって割合は変わってくるため、ここでは、一人暮らし、夫婦のみ、子供(小学生以下を想定)のいる家庭の3家族をモデルに、主な支出項目の理想的なバランスを挙げてみました。

一人暮らしは?

一人暮らしでは、住居費の割合が高くなりがち。25%程度まで抑えたいところですが、難しい場合でも30%は超えないようにしましょう。また、一人だと外食やコンビニでの買い物の機会が多くなり、食費もかさむ傾向にあります。1カ月の予算を決め、その中でやりくりするように心掛けてみましょう。

<一人暮らし・理想の支出割合>
食費17%
住居費30%
水道光熱費5%
日用雑貨費4%
通信費6%
保険料3%
娯楽費5%
被服費5%
交際費5%
貯蓄・投資20%

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