2017年3月25日~26日、東京ビッグサイトで行われた「AnimeJapan 2017」内ブシロードブースにて26日(日)、「バンドリ!スペシャルトークイベント」が開催された。

26日の「ガルパステージ!」「アニメステージ!」には、Poppin' Partyの愛美(戸山香澄役)、大塚紗英(花園たえ役)、西本りみ(牛込りみ役)、大橋彩香(山吹沙綾役)、伊藤彩沙(市ヶ谷有咲役)が出演した。

放送中のTVアニメ『BanG Dream! (バンドリ!)』、そしてスマホゲーム『バンドリ!ガールズバンドパーティ!』で声優を務めると共に、メンバー自身もガールズバンドとして活動するPoppin’Party。今回のステージはトークオンリーだったが、ステージにはバンドセットを用意。楽器をワンフレーズ鳴らしての自己紹介には、Poppin' Party=バンドであることを見せるこだわりを感じる。今回はワンフレーズのみの披露ということでリラックスムードだったが、その中でもリードギター・大塚の超絶テクニックは出色。ベースの西本は練習を頑張りすぎて右手を休ませないといけないため、左手のみでの音出しにチャレンジ。彼女たちが本当に真剣にバンドに打ちこんでいることが伝わってくる。

最初の「ガルパステージ!」は「ガルパで遊んでみよう!」と題して、配信中の『バンドリ!ガールズバンドパーティ!』を5人が実機プレイ。配信後の一週間あまりは5人もプレイに夢中で、ステージ直前まで控室でも遊んでいたとのことだ。『バンドリ!ガールズバンドパーティ!』で好きなキャラクターに関するトークでは、愛美が羽沢つぐみと丸山彩をチョイス。理由は「中身は普通の子が頑張ってる姿が良い」。伊藤は丸山彩と、弦巻こころの話し方がお気に入り。大橋は自身が演じる沙綾の実家でパンを買ってくれる青葉モカが気に入っていて、話し方もルックスもとにかく好きでしょうがないと語っていた。西本は着ぐるみDJのミッシェル、大塚は氷川姉妹が気に入っており、5人がリズムゲームだけでなくキャラクターや物語も本当に気に入っていることが伝わってきた。

実機プレイでは、西本がたわむれに回したガチャで最上位レア(☆☆☆☆)の牛込りみを自ら引き当てたりと、プレイ前から和気あいあいと盛り上がった。愛美がガチャのロード時間の長さからレアリティの高さを推察していたのがいかにもガチプレイヤー(演出を読み込むレアリティの高いカードはロードが長くなりやすい)だった。

『バンドリ!ガールズバンドパーティ!』の目玉である5人協力プレイでは、初回は伊藤がステージの音を聴きながらのプレイ感がつかめずに失敗してしょんぼり。2回目の「ぽっぴん' しゃっふる」では、愛美の端末から音声が出ないトラブルが。結局一旦プレイを止めたのだが、伊藤が愛美がプレイできるように生声で歌い始めると、大塚が追随。これだけならいい話なのだが、機器調整のため愛美がプレイを止めた後も楽しくなってしまった4人が、歌いながら最後までプレイする不思議で楽しい光景が見られた。

そして最後の挑戦。スクリーンにプレイ中の画面が映し出されている愛美は、プレイ環境を自分用に入念にカスタマイズ。ルームを選択すると、メンバー全員が当然のように難易度HARD~EXPERTを選んでいるのが驚きだ。リベンジの愛美は「Yes! BanG Dream!」で最難EXPERTを選択。愛美は流れるような指捌きで293コンボを叩き出した。流石の好成績だったが、リザルトを見るとゲーマー・大橋が軽々と300コンボ以上を出しており、この2人のガチさは一際際立った。プレイするごとに左手プレイがうまくなる西本も流石はスーパーベーシストだった。

5人の仲間がついに揃ったアニメを振り返り!

午後の「アニメステージ!」も楽器を弾きながらの自己紹介からスタート。大塚が「きらきら星」をアレンジして演奏したり、愛美がランダムスター(ギター)の電飾をピカピカ光らせたりで盛り上がる。オープニングトークで8月の日本武道館ライブの告知が行われると客席は歓声に包まれた。今回のブシロードブースは『バンドリ!』を大フィーチャー。開場前にブースを見て回った伊藤が、衣装や楽器、キャラクターパネルなどが展示されたブースの様子を興奮気味に紹介していた。

「アニメステージ!」では、沙綾の加入でついにPoppin’Partyの5人が揃ったTVアニメ『バンドリ!』のトークを中心に行われた。フリップトーク形式だったのだが、スケッチボードを渡された瞬間キャラクターの似顔絵を描きはじめる5人がとても自由だ。

「アニメで一番印象的なシーンは?」のお題では、伊藤は香澄が先輩バンド・グリグリのライブを見て「これだ!」とキラキラを見つけた瞬間をチョイス。愛美は第8話の文化祭で、香澄とクラスメートみんなで沙綾に電話するシーンが好きとのことで、バンドリの世界が愛にあふれている素晴らしさを語っていた。大塚と大橋は共に、おたえが人が物を落とすのを眺めながら「どんぐりころころ」を歌っている感性を挙げた。「おたえやばい」(大橋)。西本は第6話でのたえとりみの「すき焼きだよ」「誕生日なの?」の会話を挙げ、噛み合っていないのに会話が成立している関係性を語っていた。

「自分が演じている以外にやってみたいキャラは?」というお題では、なにごとも楽しそうな香澄を演じてみたい伊藤が、ちょっと特徴を強調した香澄のモノマネを披露。愛美も「ばかにしてるな? だいたい(キャラに)あってる」と苦笑いだ。そんな愛美は、三森すずこ演じる牛込ゆりが、妹に声をかける愛情深い声が大好きで、演じてみたいとのことだった。大塚はペットのうさぎ、そして沙綾の弟の純役を志願。小さい子供だから許される台詞を楽しそうに演じる大塚だった。大橋が演じてみたいのは有咲。沙綾として有咲をいじるうちに「かわいくてしょうがない。愛が芽生えてきた」とデレデレになる大橋。そして西本はそんな大橋が演じる沙綾を挙げ、「(西本自身が妹で)面倒を見る側になったことがないからお姉ちゃんになってみたい」と語っていた。

このコーナーでは「ライブで演奏するのが楽しい曲は?」「成長したのは?」といった話題も。大塚が「今練習しているすごく難しい新曲」を楽しい曲として挙げていたり、愛美が香澄の猫耳っぽい髪型を再現するために、エクステでボリュームを出しながらも小顔に見える加減をすごく研究していることなど、興味深い様々な話題が。成長した点に関して技術的なことよりも、仲間との絆やコミュニケーションが深まったことが主に語られていたのが印象的だった。

ラストは愛美が「スタッフさんも一話一話想いをこめて、私たちキャストも魂を込めて作っています。ポピパを応援してきてよかったと言えるアニメだと思います」と語り、日本武道館ライブに向けた意気込みと共に締めくくった。

ステージでは4月1日・2日に秋葉原電気街口改札内で『バンドリ!ガールズバンドパーティ!』体験会を行なうこと、アニメ最終回翌週から2週に渡って「BanG Dream! ライブ特BanG! feat.ガルパ前編/後編」が放送されることなどが発表されていた。

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