説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『Spotlightでリアルタイム検索できる?』という質問に答えます。

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リアルタイム検索とは、情報更新を即時に反映するWEBサービスを対象とした検索サービスの呼称で、TwitterやFacebookといったSNSを主なターゲットとしています。一般的なWEB検索では、サーチエンジンがWEBサイトを巡回し、データベースに反映した情報(インデックス)を対象としますが、リアルタイム検索ではSNSサービスに直接アクセスするため数秒前の情報でも検索できます。

Spotlightは検索エンジンに直結した機能ではなく、ローカル検索やデスクトップ検索と呼ばれる(iPhoneの)内部情報を検索する機能に、WEB検索や各種ネットワークサービスの検索をくわえたものです。残念ながらリアルタイム検索機能は持たないため、TwitterやFacebookへの投稿を即座に知ることはできません。

ただし、Safariの検索エンジンに「Yahoo(Yahoo! JAPAN)」を選択しておくと、Spotlightからかんたんにリアルタイム検索を開始できます。Spotlightで検索し画面下部の「Webを検索」をタップすると、SafariでYahoo! JAPANの検索ページに遷移するので、そこで「リアルタイム」ボタンをタップすればリアルタイム検索は完了です。

もっとも、この方法は効率的とはいえません。Spotlight経由でSafariを起動し、Yahoo! JAPANの検索ページからリアルタイム検索を指定するというステップを踏まなければならないからです。Safariの検索エンジンに「Yahoo」を指定しておかなければならない、という制約も生じます。

リアルタイム検索する機会が多いのであれば、専用アプリ『Yahoo! リアルタイム検索』を使うことをお勧めします。サービスをTwitterとFacebookのどちらかに限定する、表示順序をキーワード適合度順にする、といった機能も利用できます。

Spotlightにリアルタイム検索機能はないため、専用アプリを利用したほうが効率的です(画面は「Yahoo! リアルタイム検索」)