【レポート】

土屋太鳳は、無邪気さの中に"器"の大きさを見せる女優 - 監督は語る

映画監督に、出演役者の印象を伺っていく「監督は語る」シリーズ。今回とりあげるのは、土屋太鳳(22)だ。2005年にスーパー・ヒロイン・オーディションMISS PHOENIXの審査員特別賞を受賞した後、ドラマ・映画を問わず幅広く活躍。映画デビューは2008年の『トウキョウソナタ』で、以降『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』(14)、『図書館戦争 THE LAST MISSION』(15)など大作への出演が続いた。

2015年には『花子とアン』出演、『まれ』ヒロインとNHK連続テレビ小説への出演が続き、世間の注目を集める。主演映画『orange-オレンジ-』(15)、『青空エール』(16)も大ヒットし、最新作となる映画『PとJK』(3月25日公開)では、警察官・功太(亀梨和也)と秘密の結婚生活を送るヒロイン・本谷歌子(カコ)を演じる。

土屋太鳳

■廣木隆一監督
1954年生まれ、福島県出身。1982年に映画監督デビューし、『800 TWO LAP RUNNERS』(94)で文化庁優秀映画賞ほかを受賞。2003年の『ヴァイブレータ』では、第25回ヨコハマ映画祭をはじめ、国内外40以上の映画祭で監督賞ほか数々の賞を獲得する。そのほかの作品に、『余命1ヶ月の花嫁』(09)、『きいろいゾウ』(13)、『さよなら歌舞伎町』(15)、『娚の一生』(15)、『ストロボ・エッジ』(15)、『オオカミ少女と黒王子』(16)、『夏美のホタル』(16)など。

土屋太鳳の印象

一途でありながら明るく突っ走るというのは、土屋太鳳だからできたなという気がします。カコにぴったりだと思うんですよ。土屋さんの明るさや、無邪気さ、純粋なところがすごくよく出ていたんじゃないでしょうか。作中であった出来事で初めて自分の存在の重さに気づくシーンがあるのですが、そこもお芝居の上ではそんなに重くせずにおさえて、自分の気持ちを言うだけにとどめる芝居をした。それは土屋さんの器の大きさが出ていて、全体的にもだんだん大人になっていく女性の無邪気な強さが良かったと思います。

あとはやっぱり、あれですよね。「なんでチューしないの!」というシーン。土屋太鳳の「チューして」って、あんまりいやらしくならない。亀梨(和也)くんに抱きつくシーンも、土屋さんならではの無邪気な魅力が出ていたと思います。

撮影現場での様子

もちろん無邪気な面はあるんですが、現場では役者さんとして1人で集中しているし、騒いだりするようなタイプではなかったですね。函館では1カ月間撮影を行いましたが、マネージャーさんとウィークリーマンションにいて、大勢で飲みに行ったりすることもあまりなく、撮影に集中した生活を送っていたのかなと思います。

功太とカコが住む家のセットも、函館っぽいところがいいなと思って探してもらったんです。秘密の結婚生活というよりは、高校生が夢見る結婚生活を具体化していくことを、作品の中では心がけていました。ロケで使ったカコの実家も、夢のある描写を優先させました。

映画『PとJK』でのおすすめシーン

2人の家を、一生懸命に飾っている土屋さんのシーンがとてもかわいいと思います。あとは終盤の病院のシーンは頑張ってもらいました。土屋さんは、最初からずっとカコの感情を出してくれていましたが、その感情の見え方を模索するのに、何テイクも撮らせてもらいましたね。

(C)2017 「PとJK」製作委員会

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