Appleは3月25日0時01分(日本時間)から、iPhone 7シリーズの新色、(PRODUCT)REDの注文受付を開始します。売上の一部は「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に寄付され、母親から子への感染を防ぐ治療などに役立てられます。

Apple公式サイトの製品画像や、これまで販売されてきた(PRODUCT)REDカラーのアクセサリの印象から、「マットな赤っぽいな」「白と赤で本当にリンゴみたいだな」と想像していましたが、実物を見るとガラッと印象が変わりました。

左がiPhone 7、右がiPhone 7 Plusの(PRODUCT)REDモデル

写真では伝わりづらいですが、これはiPhone史上、もっともハイファッション(最先端)なカラーです! コンサバなローズゴールドの対極にあるカラーリングで、モード系のファッションに合わせたらめちゃめちゃかっこいいと思います。

背面には「(PRODUCT)RED」の文字が刻印されています。アップで見ると本当に鮮やかですね

 (PRODUCT)REDのiPhoneだと、ビビッドなessieのS890もしっくりきました。鮮やかではあるものの、下品な派手さはないので(Appleがそんな色を出すわけないけど)、男女問わず選べる新色になっています。

手に持ってSNSに投稿したところ、続々と「ネイルと合っているね」と反応が

このモデルはiPhone 7の「ゴールド」や「ローズゴールド」の仕上げと同じように、表面にビーズが吹き付けてあり、光の当たり具合によって表情豊かに色が変化します。ただ上下のアンテナラインは、それらと違って赤っぽくカラーリングされており、全体の印象は統一感のある「ジェットブラック」やマットな「ブラック」に近い感じ。

アンテナライン(Dライン)は、ボディの色とも素材ともまったく違うはずなのに、うまく馴染んでいて不思議

さらに背面にあるAppleのロゴは、MacBook Proシリーズのようにメタルそのままの鏡面仕上げになっています。他のカラーバリエーションでは、同じ鏡面仕上げでも、ボディの色に馴染むようにメタルが染められているので、ロゴの印象がわずかに違います。相変わらずAppleのデザインチームは仕事が細かいですね。

ロゴまで赤っぽくするとさすがにくどいという判断でしょうか

今回「Special Edition」となっていますが、通年で販売される予定で、 (PRODUCT)REDモデルとして初めてキャリアのショップでも取り扱われるとのこと。

前面はホワイト。わずかに側面のREDカラーが見えます

2006年の(RED)設立以来、AppleはiPhoneのカバーやApple Watchのバンド、Beats by Dr. Dreのスピーカーやヘッドホンなど(PRODUCT)RED カラーを展開し、10年で1億3,000万ドル以上の寄付を実現しました。もちろん今回もiPhoneを購入することで、エイズ感染者のいない世代を作る手伝いができます。

iPhone 7 Plusだとこんな感じ

これだけスマホが普及したのなら、寄付を理由に買い替える選択肢があってもいい。「かっこいいから」「応援するチームカラーと同じだから」「買い替えの時期だから」に加えて、「寄付がついでにできるから」という理由が背中を後押ししてくれるのなら、こんなに素晴らしい購入の機会はありません。