リーズナブルな価格と豊富なバリエーション、手軽さから、缶詰を家飲みのおつまみとして重宝している人は多いでしょう。ここ数年の缶詰ブームから、最近では缶詰を"ちょい足し"したアレンジレシピを楽しむ人も増えているようです。そこで今回のMNグルメ発見部は、"いなばの缶詰"と中華まんを使って、お酒と一緒に楽しみたい"おつまみまん"を開発してみました!

中華まんの“おつまみ”風アレンジに挑戦!

懐かしい母の味「トロトロ大根の角煮チャーシューまん」

まずご紹介するのは、ローソンの「釜焼チャーシューまん」(税込160円)と、いなばの缶詰「ぶた大根」(税込162円)を使ったレシピです。がっつりとした肉感がありつつも、家庭の味が感じられるほっこりやさしい"おつまみまん"を目指します。

角煮×チャーシューで肉マシマシに!

ほかほかのチャーシューまんの真ん中に切れ目を入れたら、そこに缶詰の角煮と大根をバランスよくのせます。ここで今すぐかぶりつきたい衝動に駆られますが、まだ完成ではありません! ひとまず我慢して、お肉に柔らかさを出すために、電子レンジで30秒ほど温めましょう。

温めるひと手間が大切!

ワクワクしながら電子レンジから取り出すと……、温められたことで角煮の脂身がトロトロになり、ジューシー感がアップしました! また、煮物ならではの照りも出ています。豪快にガブッと食べてみると、これはまさに、懐かしの母の味。厚みのある角煮とチャーシューで、しっかりとしたお肉のかみ応えもあります。さらに大根から、中からジュワ~っと煮汁が溶け出し、角煮のうまみが口いっぱいに広がる中華まんになりました。

実家の手料理を思い出して、懐かしい気分に浸れるかも!?

ちょっとしたパーティー気分!?「照り焼きチキンピザまん」

続いては、スーパーなどで購入できる中華まんを使ったアレンジをご紹介。新宿 中村屋の「肉まん・ピザまん(5個入り)」(税別495円)のピザまんと、いなばの缶詰「とりたれ味」(税込173円)を組み合わせて、和風と洋風をミックスした"おつまみまん"を作ります!

甘辛い焼き鳥とピザまんをコラボさせると……?

今回はひと口でつまみやすいように、まずはピザまんを4つにカットしましょう。そして生地の中に、缶詰の焼き鳥を詰め込んだら完成です。缶詰の鶏肉をちょい足ししただけで、ピザまんがぐっと華やかに変身! さてさて、一体どんな味になっているのでしょう?

鶏肉はたっぷり詰めて、具だくさんに!

ほお張ってみると、甘辛いタレに濃厚なチーズとトマトペーストのほのかな酸味を感じます。焼き鳥の香ばしさとピザまんのフレッシュなトマトの風味が自然とマッチしていました。見た目もおしゃれなので、ビールを片手につまめば、ちょっとしたパーティー気分が楽しめそうですね!

見た目の華やかさは、まるでパーティーフード!

スパイスとニンニク香る「大人の辛口エスニックまん」

3品目は、セブン-イレブンの「濃厚チーズカレーまん」(税込130円)と、いなばの缶詰「とりそぼろとバジル」(税込151円)を組み合わせた"おつまみまん"。インド(カレー)とタイ(とりそぼろバジル)の融合で、辛党にはたまらない一品になる予感です!

「とりそぼろとバジル」はタイで製造される本場の味

まずは具材をのせやすいよう、カレーマンを2つに割ります。とりそぼろは汁気が多くトロっとしているため、カレーマンの割れ目からこぼれ出さないよう、生地の中に詰め込むように入れていきましょう。とりそぼろの刺激的なガーリックの香りが一気に食欲をそそります!

スプーンで少しずつ詰め込むのがコツ

ワクワクしながら口に運ぶと……、本場エスニック料理のような複雑な味わいに驚き! かみしめるほどに、とりそぼろのガーリックとバジル、そしてカレーまんのチーズやスパイスなど、さまざまな味が口の中を駆け巡ります。そして後を引くピリッとした辛さで、ひと口、またひと口と食べ進むごとに、額にはじんわりと汗が……。体もポカポカになってくるので、まだまだ寒いこの時期にはぴったりな味わいでした。

一口食べたら止まらない、ピリ辛なおいしさ!

本物を超えた!?「トムヤムクンスープ餃子まん」

ラストは、ファミリーマートの「餃子まん」(税込150円)と、いなばの缶詰「トムヤムチキン」(税込240円)を組み合わせて、エスニック好きの間では絶品と噂の"トムヤムクンスープ餃子鍋"の再現を目指します!

目指すは“トムヤムクンスープ餃子鍋”風!

再現するにはまずは形から……ということで、餃子まんを鍋ぶたと器に見立てて上下にカット。そして、下半分に缶詰のトムヤムチキンをのせたら、最後にスープをかけて全体に万遍なく染み込ませます。

餃子まんの上半分は、やや薄めにカットしましょう

パクっと食べると……、おお、これはかなりエスニック風味に仕上がってます。まず気がつくのは、レモングラスやパクチーなど、タイ料理ならではのハーブの香り。そして トムヤムチキンに入っているふくろたけや、餃子まんの具材であるキャベツ、モチモチの皮などが、豊かな食感を生み出してくれます。

餃子まんのあんにスープをしっかり染み込ませているので、味もぐっとスパイシーに進化。でもマイルドなココナッツミルクのおかげで、決して辛すぎません。「本物のトムヤムクンスープ餃子鍋を超えたかも!?」と思えるほどの一品だったので、ぜひお試しあれ!

餃子まんが、ぐっとスパイシーに進化


中華まんにいなばの缶詰をちょい足しするだけで、和・洋・エスニックと幅広いアレンジが楽しめちゃいました! 今週末の家飲みは、今回紹介した"おつまみまん"で食のワールドツアー気分を楽しんでみてはいかでしょう?