ユニクロは3月7日、子どもが自分の意思で服を選び、コーディネートをする体験型のサービス「はじめてのコーディネート体験 MY FIRST OUTFIT」をスタートすると発表。全国のユニクロ105店舗にて、3月25日~4月23日(土日のみ)の期間中に実施する。同社はなぜこのようなサービスをスタートさせたのか。そして体験した子どもたちの反応は? 発表会を取材した。

左から、ユニクログローバルマーケティング部の伊藤なつき氏、ゲストの東原亜希さん、サービスを体験した親子、大豆生田啓友 教授(玉川大学大学院教育学研究科教授)

「はじめてのコーディネート体験 MY FIRST OUTFIT」は、ユニクロの店舗スタッフが子どもを見守りながらコーディネートをサポートすることで、子どもが親から離れてひとりで服選びを体験できるサービス。初めにスタッフが服選びのポイントなどをレクチャーし、その後、子どもが自由に服を探す。そして、組み合わせを考え、ひとりで試着して、親にお披露目するという流れだ。

参加費は無料で体験時間は約50分。コーディネートした服は購入してもしなくてもよいという。服のサイズは110~150cm、1人で着替えができる子どもが対象となっている。

「1人で服を選ぶという過程を通じて、自己の成長を促す、『服育』を行っていきたい」という同社の新サービスに対して、発表会では乳幼児の教育が専門の大豆生田啓友 教授(玉川大学大学院教育学研究科教授)が「自分で選んだ服を親に披露する子どもたちはみんな、誇らしげな表情をしている。子どもの自己肯定感を育むサービスだと思う」と評価。「子どものことについて、親が先回りしてしまいがちな現代に、必要なサービス。子どもは親の意向に沿おうとするので、子どもが自分で決めていくという経験は大切」と語った。

「服を自分で選ぶことが、子どもの自己肯定感を育む」と大豆生田教授

また発表会では、一足先にサービスを体験したタレントの東原亜希さんも登場。「子どもの服は、幼稚園に行っている間など、子どもがいない時に買いに行っていた」と語る東原さんの息子さんが、サービスを体験したところ、これまで着せたことが無かったブルーのアウターを選んでいて、驚いたという。「体験は本当に楽しかったようで、週末になると、自分が選んだ服ばかり着たがります。その様子を見て『感動、驚き、ちょっとした後悔』です。これまでも、自分で選ばせてあげればよかったなと思いました」。

サービス体験の様子を語る、東原さん

「サービスを体験してから、子どもが服を丁寧に扱うようになりました」と語るのは、こちらも一足先にサービスを体験し、発表会に登場した一般の親子の母親。いつもは黒や迷彩柄などの服を着せていたが、やはりブルーのアウターチョイスに驚いたという。また、「無意識のうちに、かわいいからとディズニーのTシャツを着せていたが、子どもはドラえもんのTシャツが着たかったみたいです」と、知らないうちに、自分好みの服を着せていたことにも気づいた、と話した。

サービスを体験した親子

3月25日~4月23日(土日のみ)に実施されるサービスを体験したい場合は、該当店舗の店頭または電話で予約が必要。実施時間は各店舗により異なり、1回の実施で最大4名まで参加可能だ。春休みシーズンにあたるこの時期、一度試してみてもいいかもしれない。