3月1日~2日、東京都内の会場にて、カシオが2017春夏・時計新製品発表会を開催。今回のテーマは、1月に米ラスベガスにて行われた「CES 2017」でも掲げた「CASIO CONNECTED(カシオ コネクテッド)」。そして「絶対精度の追求、その先へ。」というサブキャッチが続く。

新製品発表会のエントランス

カシオ 2017年春夏・時計新製品発表会

■「G-SHOCK」編 - カシオウオッチの進化を牽引
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これは、前回のテーマにあった「絶対精度への挑戦と、独創デザインの追求」からの発展進化と、そこにカシオが見つめるものを顕示している。G-SHOCKの新製品「GPW-2000」に搭載された新モジュール「Connectedエンジン 3-way」は、その大きな成果のひとつだろう(掲載した写真はすべて、クリックで拡大表示。掲載価格はすべて税別)。

MR-G、MT-G、MASTER OF Gの展示コーナー

GPW-2000の登場もあって人の波が切れなかったMASTER OF Gコーナー

画期的新モジュール搭載で話題沸騰「GPW-2000」

会場でもっとも注目を集めていたのは、マイナビニュースでもすでに詳細情報をお届けしたMASTER OF G(マスター オブ ジー)シリーズの新製品、GRAVITYMASTER(グラビティマスター)「GPW-2000」。従来の時計用標準電波とGPS衛星電波(みちびき対応)による自動時刻修正に加え、Bluetooth接続に対応。スマホ(と専用アプリ)を介して、インターネット上のクラウドサーバーから世界各国のサマータイムとタイムゾーンの最新データをダウンロード、時計の保持情報をアップデートする。

GPW-2000-1AJF(左)とGPW-2000-1A2JF(右)

GPW-1000(右)との比較。GPW-2000のシンプルにすっきりとまとまったダイヤルデザインと、バンド固定方式が変更されている点に目が行く

サイドビュー比較。GPW-2000(右)がわずかに薄い。りゅうずのデザインも変更されている

画期的な新モジュール「Connectedエンジン 3-way」の説明パネル

ほかにも、専用アプリ「G-SHOCK CONNECTED」を使ってワールドタイムやタイマーの設定、時計本体のアップデート状態の確認、行動位置を地図上に記録するフライトログ機能などが利用可能。会場では実際にGPW-2000とタブレットを用いて、ワールドタイムの設定やフライトログ機能のデモを行っていた。なお、G-SHOCK CONNECTEDの対応OSはiOS 10以上、Android 6.0以上となる。

専用アプリ「G-SHOCK CONNECTED」

操作ガイド

ワールドタイムの設定画面

フライトログ機能で作成したポイントデータ

これらをグルーピングすると、移動の軌跡を記録できる

3Dマップ上を飛ぶようにアニメーションさせることが可能

カラーはシルバーベゼル/オレンジ秒針の「GPW-2000-1AJF」と、ブルーIPベゼル/ホワイト秒針の「GPW-2000-1A2JF」の2色で展開。風防は内面無反射コーティングサファイヤガラス。蓄光処理された針のほか、LEDライトを搭載する。サイズは66.0×57.1×18.2mm、重量は120g。耐衝撃構造「TRIPLE G RESIST」に加え、振動でバンドが外れないよう、耐振動カーボンピースを使用したバンド固定構造を採用した。5月発売、価格は10万円。

パイロットのニーズに応える耐振動カーボンビスを使用したバンド固定構造