23日から26日にかけてパシフィコ横浜で開催されたカメラと写真映像の祭典「CP+」。今回注目したのはカメラバッグ。ただの鞄でしょ? と思うなかれ。買っても買っても満足できず、魅力的な新製品に次々手を出してしまうことから、レンズ沼ならぬ「カメラバッグ沼」なる言葉があるほど奥の深い世界なのである。

筆者もカメラバッグを10個ほど所持しているが、それでもまだほしいバッグがある。それは「カメラバッグとしての機能はもちろん必要だが、見た目がカジュアルでタウンユースに使えるバッグ」だ。その視点からCP+を歩いてみた。

マンフロットの新製品「Windsor」(ウインザー)コレクション

マンフロットブース

まずは三脚なども販売するマンフロット。渋いデザインが多いカメラ関連のアクセサリにおいて、かなりデザインにも力を入れているメーカーである。こちらで注目したのは、新製品の「Windsor」(ウインザー)コレクション。

Windsorコレクション

グレーとブラウンレザーがほどよくカジュアル。デザインもなかなかいい感じ。いかにもカメラバッグ! という印象ではないので、普段使いできそうだ。このメッセンジャータイプは2サイズ展開で、価格は17,000~20,000円くらいとお手頃。中はチェックになっていて、カジュアルな印象を高めている。

裏地はチェック柄

ファスナーでもアクセスできる

ポイントは、閉めた状態からでも上部のファスナーを開けば、バッグ内にアクセスできること。ちょっとした小物を取り出すときなど、いちいちパカっと開かなくていいのは便利そう。

バックパックタイプ

下部はサイドからアクセス可能

ウインザーコレクションにはバックパックタイプもあって、こちらもいい具合におしゃれ。価格は24,000円くらい。

収納部は上下に分かれていて、下部には70-200mm付きの一眼レフも収納可能。サイドからアクセスできるのがよく考えられている。底の深いバックパックを上からガサガサ探したくはないからね。

収納力も高い

上段のスペースも見た目より広く、ノートPCやタブレットを入れるポケットが用意されている。旅行や出張ならこちらに着替えや日用品を入れ、下部にカメラという使い分けができそうだ。その他、三脚を取り付けたり、ペットボトルをくっつけたりもできる。ウインザーコレクションはどれも1kg程度と、カメラバッグとしては軽量なのが使いやすい。