ついにAMDの反撃が開始!

AMDが新世代CPU「Ryzen」を発表、第1弾製品としてデスクトップ向けの「Ryzen 7」3モデルを発売する。日本国内における発売日は3月3日(金)。気になるのは秋葉原恒例といえる深夜販売であるが、パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店、TSUKUMO eX.、ドスパラパーツ館が3月3日0時(3月2日24時)に発売することを明らかにしている。

パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店

TSUKUMO eX.

ドスパラパーツ館

AMDの最上位モデルが更新されるのは、FX-9590以来、じつに約3年ぶり。ようやくIntelのCore i7に競合できるモデルが出てくるということで、期待している人も多いのではないだろうか。発売されるのは以下の3モデル。いずれも、8コア/16スレッドのCPUで、下位モデル1700のみCPUクーラーが付属し、上位モデルには付属しない。

CPU クロック TDP 価格
Ryzen 7 1800X 3.6/4.0GHz 95W 64500円前後
Ryzen 7 1700X 3.4/3.8GHz 95W 50500円前後
Ryzen 7 1700 3.0/3.7GHz 65W 42000円前後

注目は、コストパフォーマンスの高さだ。1800Xが競合とするのは、同じ8コアのCore i7-6900Kであるが、AMDによれば性能は同等以上とのこと。その一方、i7-6900Kの店頭価格は取材の時点で13万円前後となっているので、約半額ということになる。このインパクトは大きい。

深夜販売に合わせ、イベントや特価販売などが行われる可能性もあるので、興味がある人は各ショップのWEBサイトやSNSアカウントなどをチェックしておこう。

PLX搭載のフラグシップマザー

ASRockの「Z270 SuperCarrier」は、Z270チップセット搭載のハイエンドマザーボードだ。PLX製の「PEX 8747」ブリッジチップにより、4-WayのSLI/CrossFireをサポート(4-Way時の帯域は4スロットともx8)。Intel製のThunderbolt 3や、Aquantia製の5Gb/s有線LANなど、最新のインタフェースを搭載しているのも特徴だ。価格は54,000円前後。

ASRockの「Z270 SuperCarrier」。PCI Express x16を4スロット搭載する

有線LANが3つ並ぶ構成。右がAquantia製の5GbEで、他はIntel製のGbEだ