【レビュー】

パナソニック「LUMIX GH5」インプレッション - 決定的瞬間を高画素で切り取る「6K PHOTO」の実力

1 1,800万画素相当を30コマ/秒で高速連写

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パナソニックから、同社ミラーレス最上位機「LUMIX GH5」が発表された。2014年発売の「LUMIX GH4」の後継機にあたり、機能や操作性、画質などあらゆる部分が向上。特に、4K/60pの動画をクロップなしで撮影できることや、4:2:2 10bitの4K本体記録、6K PHOTO対応などは大きな進化だ。発売は3月23日。今回は静止画機能を中心に、LUMIX GH5 (試作機) のファーストインプレッションをお伝えしよう。

LUMIX GH5 標準ズームレンズキット。3月23日発売予定で、量販店の予約販売価格は税別240,000円前後。もちろん、マイクロフォーサーズ規格のカメラだ

6K動画に高度なエンコードを施して1枚の写真に

LUMIX GH5の静止画機能でいちばんの注目は、6K PHOTOに対応したこと。30コマ/秒の高速連写を行い、その連写ファイルから1,800万画素相当の静止画を切り出す機能だ。

6K PHOTOの画像サイズは、アスペクト比4:3で4,992×3,744ピクセル、アスペクト比3:2で5,184×3,456ピクセル。これまでの4K PHOTO機能(3,840×2,160ピクセル)に比べて2倍以上のピクセル数があり、被写体の細部までをきっちりと再現しやすい。

下の写真群は、6K PHOTOで撮影したもの。カモメの写真は羽を広げてから画面外にフレームアウトまで約0.5秒という非常に短い時間だったが、その瞬間的な動きを克明に捉えることができた。

6K PHOTO シャッター優先AE (F5.6 1/2000秒) ISO640 WB:太陽光 焦点距離:60mm レンズ:LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S. ※以下、作例はすべて試作機で撮影

6K PHOTO シャッター優先AE (F5.6 1/1000秒) ISO200 WB:太陽光 焦点距離:60mm レンズ:LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.

6K PHOTOの使い方は、まずドライブモードダイヤルを「6K PHOTO」に合わせ、メニューから撮影方法を選択する。撮影方法は、シャッターボタンを押している間ずっと連写を行う通常の「6K/4K連写」のほか、開始と終了の際にシャッターボタンを押す「6K/4K連写 (S/S)」、シャッターを押した前後の約1秒間を記録する「6K/4Kプリ連写」の3モードから選べる。しかも撮影時間に制限はなく、SDカードの容量いっぱいまで続けて撮れる。

いずれのモードでも撮影時点で記録されるのは、H.265/HEVC圧縮の6K動画データである。その動画をカメラ内で再生し、任意のコマを静止画として切り出すという手順になる。カメラ内で行う6K動画データの再生や切り出しの操作はスムーズだ。切り出しは付属ソフトを使ってPC上でも行える。切り出しをせず、29.97fpsの6K動画データとしても活用可能だ。

6K/4K PHOTOの設定画面。4K PHOTOはより高速な60コマ/秒も選べる

撮影方法は、通常の「6K連写」のほか、長時間の撮影に適した「6K連写(S/S)」と、シャッターチャンスに有利な「6K/4Kプリ連写」が選べる

6K PHOTOの応用であるフォーカスセレクトとフォーカス合成機能にも注目したい。フォーカスセレクトは、撮影後にピントの位置を変更できる機能。フォーカス合成は、広範囲にピントが合った写真を生成する機能だ。両機能とも、最近のLUMIX製品ではおなじみだが、4Kから6Kに高画素化されたことでいっそう実用的になった。

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インデックス

目次
(1) 1,800万画素相当を30コマ/秒で高速連写
(2) ボディ内5軸 + レンズ内2軸の手ブレ補正
(3) デュアルSDカードスロットが便利
(4) フラッグシップにふさわしい実力
(5) プロも納得の4K動画撮影機能
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