【レポート】

一心同体キラキラのパフォーマンスを見せつけた! -「Pyxis Live 2017 "Pyxis Party" ~First Love 注意報!」~レポート

1 ファンのハートを掴むPyxis

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声優・豊田萌絵と伊藤美来によるユニット・Pyxisのメジャー・デビュー後初のワンマンライブ「Pyxis Live 2017 "Pyxis Party" ~First Love 注意報!~」が1月25日、東京・赤坂BLITZにて開催された。

Pyxis

メジャーデビューアルバム『First Love注意報!』のリリースから約半年を経てのステージでは、既発曲はもちろん2月22日に発売されるメジャー1stシングル「FLAWLESS」を含む、全15曲を披露。本稿では同日に2回行われたライブの、第1部の模様をレポートする。

そのキュートさで、ファンの"初恋"を上書き!

開演時刻、場内に「First Love 注意報!」を連想させるinterludeが流れると、続けてイントロと同時に紗幕にふたりのシルエットが映る。そしてそれが頭サビとともに落ちると、そこにはそれぞれのイメージカラーの衣装でステージ台の上に立つふたりの姿が。

そこを起点に、ときに対称的に、ときに揃えたキレのあるダンスを披露していく。これはライブを通して感じたことなのだが、揃えた部分のダンスパフォーマンスも、単なる双子感にとどまらない。ステップ巧みでしなやかな印象を与える豊田と、上半身のダイナミックさが際立つ伊藤とで、ダンスのスタイルにそれぞれの個性も見て取ることができた。

続く「新しいキミ」での視覚的な魅せ方もバッチリ。片方がAメロでソロを執るなか、歌っていない側もソロダンスで視線を引きつけ、Bメロ前半のフリのリレーのようなやり取りも実に美しい。さらに「Please!Please!」では、イントロで観客を煽ったあとにステージ前方のお立ち台へとそれぞれ移動。伊藤がソロを歌い終わったあと豊田のソロ中に2階席・後方まで笑顔で手を振れば、豊田はキュートにあくまで曲の世界を重視したパフォーマンス。ここにもふたりのアプローチの違いが見えたが息は変わらずピッタリで、サビではふたりでひとつのハートを指で美しく描いていた。

曲明けMCでは、豊田が「今日はみんなの初恋現場なんで! どんどん初恋を上書きしていきましょうね!」との言葉でファンの心をとらえる。衣装もこの日のために“初恋をプレゼントする"ことをコンセプトにしたもので、それもファンのハートを掴んでいた。

さて、ここまで披露した3曲は初披露。ここからさらにギアを上げるべく、「でもまだまだ、これからですよね?」と伊藤が客席を煽り、「ハズム恋リズム」へ。前述したソロパートでボーカルを執らない側の魅力が、この日いちばん際立ったのはこの曲だったのではないだろうか。キュート成分強めのこの曲の、Bメロの撃ち抜くようなフリで“やられた"ファンも相当数いたことだろう。その一方で、テンポの速さからきたのかサビのパワフルなフリも、印象深いものだった。

続く「恋でした」では、サビラストでの相方の肩に頭を預けるフリで、この曲の持ち味である切なさを象徴。その一方、間奏ではクラップで、サビ明けにはコールで会場の一体感をより高めていく。「13番」でもAメロでのファンのコールはバッチリで、ふたりも野球部を舞台にした青春ラブソングらしく、サビの最後には指で放物線を描いていく。2コーラス目は客席へサインボールをプレゼントしながら披露し、間奏部ではその“野球部"という設定を生かし、サインボールをそれぞれ3球ずつトスバッティング! 特に豊田のバッティングは素晴らしく、3球ともきれいな放物線を描くばかりか、うち1球は2階席にスタンドイン! 投げるだけでは届かなそうな後方へもボールのプレゼントに成功し、「待って、私うまくない!?」と思わず自画自賛していた。最後はふたり並んで、伊藤がピッチング、豊田がバッティングフォームでゲームセット。

ここでライブはひと区切り。ふたりの浅草寺ぶらり散歩のVTRが上映。ふたりもハンディカメラを持ち、バーチャルデートのような映像が随所に差し込まれる。そんなふたりの目的は、おみくじで2017年の運勢を占うこと。まず伊藤が“39(=みく)番"を引き当てて歓喜……したのもつかの間、そこに入っていたのは凶。さらに「大吉が出るまで引き続ける」と宣言していた豊田も、それを前フリとするかのごとく凶を引いてしまうというミラクルが発生。左手で結ぶことで凶を吉に変えるとされる結び棒におみくじを結わえたところで、「もうちょっとさ……楽しいことしない?(伊藤)」「そうね、スカッとしに行こう?(豊田)」と、次なる地へと向かうのであった……。

VTR後、ステージ両サイドからふたりが再登場。ここからはふたりも所属するユニット・StylipSの楽曲ゾーンである。「ジェリービーンズ・ダイアリー」のイントロではオルゴールの音色に合わせてゼンマイ仕掛けの機械人形のようなフリを見せ、かと思えば曲が本格スタートすると、キュートさ全開のパフォーマンスに。サビでの投げキッスには、再び観客の熱量も高められた。

続いては伊藤のソロ曲「Dear Honesty」。客席もステージも彼女のイメージカラー・ブルーに染まり、それに照らされながらパフォーマンスする伊藤の表情も、混じりっ気なしにうれしそう……と思っていたら、2サビ後間奏に突然豊田が乱入。このサプライズに伊藤に「なんで?(笑)」とゆるく連呼されながらも、間奏はおろかラスサビまで完璧に踊りきる豊田。それを目にした伊藤、笑いをこらえきれなかったひと幕もあり、“サプライズ成功"であった。

さて、今度は豊田のソロ曲「カフェモカ・サイド」の番。ピンクに染まった赤坂BLITZに超絶甘々なナンバーを届ける。また1サビラストでは、元々の歌詞をアレンジしたファンからの「やっぱり萌絵が好き!」のコールを受け、改めてご満悦……な彼女のもとに、2サビで両手にペンライトを持った厄介(=伊藤)が乱入。ゼロ距離で彼女を盛り立てたかと思えば、間奏での恒例「もーえし!」コールにも登場。「みーくし!」とコールを浴びるばかりでなく照明までブルーに。最後には「みんなありがとう」とドヤ顔で手を振りながらステージを降り、結果“サプライズ合戦"はおあいこでの幕切れとなった。

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目次
(1) ファンのハートを掴むPyxis
(2) さらなる成長への期待
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