SOLIDWORKSは2月7日(米国時間)、米国カリフォルニア州ロサンゼルスで開催中の年次イベント「SOLIDWORKS WORLD 2017」にて、SOLIDWORKS 2017オンライン体験版の提供を開始すると発表した。

会場となっているロサンゼルスのConvention Center

インストール不要でSOLIDWORKSをお試し

体験版の提供開始を発表したSOLIDWORKSのSuchit Jain氏

同体験版では、SOLIDWORKS CAD 2017 Premiumに加え、製造ソリューション「SOLIDWORKS Model-Based Definition(MBD)」とレンダリング製品「SOLIDWORKS Visualize」が利用可能。ユーザー向けオンライン情報サービス「MySolidWorks」を通じて提供され、ブラウザ上で動作するためインストールは不要。対応ブラウザはChrome、Firefox、Safari、Internet Explorer 11、Opera。データはPC上に保存できないが、DropBox、Box、Google Driveでのデータ管理は可能だ。

なお、競合製品ではブラウザ版の提供が発表されているが、SOLIDWORKSではブラウザ版の提供予定は今のところなく、あくまで体験版の提供に限るとしている。

ブラウザ上で動くからMacでも使える

オンライントレーニングの新コンテンツを追加

MySolidWorksではSOLIDWORKSのコミュニティやコンテンツにアクセスでき、オンライン・トレーニングが受けられる「MySolidWorks Training」、DropboxをはじめとするファイルストレージサービスとMySolidWorksをつなぐ「MySolidWorks Drive」などの機能を提供している。

今回、体験版の提供開始とともに、自習型トレーニング「SOLIDWORKS eCourses」の追加もアナウンスされた。SOLIDWORKS eCoursesでは、SOLIDWORKSを用いたアニメーション作成、流体シミュレーション、金型設計などを学べ、各コースを完了すると修了証書が発行される。

自習型eラーニング「SOLIDWORKS eCourses」