コストコの人気商品のひとつ、「さくらどり国産鶏むね肉」。リピーターがとっても多い商品でもあるのですが、内容量2.4kgのボリューミーな食材を使いきれるか不安……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

コストコの「さくらどり国産鶏むね肉」を飽きずに食べきる活用・保存方法

今回は、私がこの商品を購入したときに行っている活用法をご紹介します。傷みが早い精肉であっても、保存方法を工夫すれば、飽きずに長く楽しめますよ!

鶏ハムを作って保存食に

保存食にぴったりな鶏ハム

私は商品を購入後、すぐに半分の量にあたる1.2kg分を鶏ハムにしてしまいます。

(1)鶏むね肉1枚(300g)に対し、小さじ2杯の砂糖をすりこみ、しばらく放置。お肉がしっとりしてきたら、小さじ2杯の塩を刷り込み、冷蔵庫で2日間寝かせる。

(2)その後取り出したむね肉を流水で洗い流し、塩が少し入った水の中につける。30分経過したら、肉を裏返してさらに30分つける。

(3)キッチンペーパーなども使って、できる限り水気を切り、二重包みのラップで巻くようにして成形する。

ラップで二重巻きにして成形。写真では、ハーブを加えたむね肉を使用

(4)鍋に湯を沸かし、沸騰し始めた頃にむね肉を投入する。一時的に沸騰がおさまったあと、さらに沸騰してきたところで火を止め、5~6時間放置する。

熱を加えるとハムが完成します

おつまみやサラダ、お弁当おかずやサンドイッチ等、さまざまな活用法があるので、とっても便利! ハムの状態のまま冷凍保存もできます。保存期間の目安は、冷蔵で1週間、冷凍で1カ月です。私の運営するブログでも、さらに詳しい作り方を紹介しているので、参考にしてみてください。

ドレッシングで下味をつけて冷凍

残りの1.2kgの半分、600g分は、から揚げ用に下味をつけて冷凍保存しておきます。ジッパー付き保存袋に和風ドレッシングを入れ、そこに一口大にカットした鶏むね肉を加えてしっかりともみ込み、そのまま冷凍庫に入れるだけ。食べる時は自然解凍し、お肉の表面に衣を付けて油で揚げれば、から揚げの完成です! わが家では、1カ月以内を目安に使い切るようにしています。

写真ではもも肉を使用していますが、このように保存袋にドレッシングを入れ、むね肉をもみ込んで保管してください

和風ドレッシングには、塩・にんにく・しょうゆなど、から揚げの下味に必要な材料がバランスよく入っているものが多いです。また、ドレッシングにお酢が入っていれば、お肉を柔らかくする効果も期待できますよね。

塩&重曹水につける

塩と重曹が入った水に漬け込むと、プリプリ食感に!

ここまで、鶏ハムに1.2kg、から揚げ用に600gを使いました。残りの600gは冷蔵庫で保管し、近日中に食べる用として加工するのですが、ここでも一工夫! 重曹と塩の入った水につけておくと、肉質が柔らかくなります。

保存容器に重曹小さじ2分の1、塩小さじ2分の1を溶かした水を用意し、そこに鶏むね肉(300g)を完全に浸る状態にして、冷蔵庫に入れておきましょう。期間は一晩くらいがオススメです。1時間でも効果が感じられると思います。

重曹には消臭効果もあるので、鶏肉の臭みも取ることができるでしょう。重曹が残っていると少し苦味を感じるため、肉を使う時は、サッと水で洗ってから調理するようにしてください。


わが家の場合、鶏ハム作りに食材の半分を使ってしまうのですが、家族構成や好みによって、から揚げ分を多めにするなど、調整は可能です。いずれにせよ量が多いので、冷凍保存は必須となります。

できるだけ鮮度が良いうちに小分け保存するほうが、食材はおいしく食べられます。一気に下処理しておけば、実際に調理するときにとても便利! 調理の時短にもつながるので、ぜひ試してみてくださいね。

※本記事では、2017年1月20日に著者が購入した「さくらどり国産鶏むね肉」を使用しています。購入を検討される際は、在庫の有無などをご確認ください

著者プロフィール: コス子

コストコの楽しさを多くの人に伝えたいと2011年5月に「コストコ通ブログ」を開設。実際に商品を使ったユーザーならではのリアルな商品レビューで人気に。コストコの第一人者としてテレビ出演や雑誌への寄稿なども行っている。本業は主婦で育児と家事の傍ら、コストコの探求に精を出す毎日。
鶏ハムの作り方も、ブログの中で紹介している。