アニメ専門チャンネル「アニマックス」にて、加藤諒、足立梨花、桃井はるこをMCに迎えた新番組『アニカル部!』(2017年3月5日放送開始/毎週日曜23時~)がスタートする。

左から足立梨花、加藤諒、桃井はるこ

『アニカル部!』は、「アニメカルチャーの素晴らしさを発信していく部活動!」をコンセプトに、アニソン、コスプレ、声優、ダンス、聖地巡礼などを紹介するバラエティ番組。毎回アニメカルチャーをより深く知るべく、その道のスペシャリストをゲストとして招き、トークを展開する。

今回、すでに4回目の番組収録も終えた番組MCの3名を直撃。「アニメカルチャー」への思いや、新番組への意気込み、見どころについて話を聞いた。

――『アニカル部!』で3人は初共演。これまで面識はありましたか?

足立:加藤さんとはバラエティ番組で一緒になったことはありますが、ガッツリ絡むのは初めてです。

――皆さん、それぞれの第一印象はどうでしたか?

桃井:私は『アニカル部!』の顧問という立ち位置で、お二人をフォローする場面があるかと思っていたんですが、皆さん自分から興味をもたれてどんどん質問されるので、本当にアニカル(アニメカルチャー)が好きなのが伝わってきました。顧問として安心して収録に臨むことができました。

足立:加藤さんは、いつも明るく笑っているイメージがあったので、番組にピッタリだなと思いました。桃井さんは、まず声がかわいくて、声を聞いているだけで癒やされる。逆にあまりになじみすぎてプライベート感が出ないか心配です。毎回楽しみで仕方ないです(笑)。

加藤:僕はアニメにあまり詳しくないので、どちらかというと視聴者側の立ち位置なんです。収録を終えて、本当にお2人の知識がすごいなぁと思いました。安心して収録することができました。

――そういえば加藤さんは、舞台『パタリロ!』で主役のパタリロを演じていましたが、舞台でアニメ世界を演じるのと、『アニカル部!』のMCとして収録するのとでは、また違うものですか?

加藤:そうですね。舞台『パタリロ!』では役が決まってから原作マンガを読んだりして、マンガの世界を追求してきましたが、まだまだ僕の知らない世界がいっぱいあるんですよね。だから、『アニカル部!』を通じて、アニメもそうですが、僕の知らないアニカルの世界を一視聴者の立場として学んでいけたらなと思います。

――足立さんはいつ頃からアニメ好きになったんですか?

足立:子どもの頃から『おジャ魔女どれみ』や『ポケモン』、『名探偵コナン』が好きでしたね。でも、どっぷり深夜アニメなどには浸かったことがなくて。大のアニメ好きになったのは、実は最近ですね。「ホリプロの声優の子たちが出るよ」と聞いて、深夜アニメをガッツリ見始めました。かわいい萌え系アニメやロボットアニメなどを見て、そこから恋愛シミュレーションゲームに行ったり、舞台を見に行ったりもしました。

あと、コスプレも昔からやりたい願望はありました。ゴミ袋で『魔女の宅急便』のキキをやるところから始まって、今はお仕事でもコスプレをさせてもらえるようになりました(笑)。

――『アニカル部!』の衣装もコスプレチックですよね。

足立:映画『傷だらけの悪魔』(2月4日より公開)でも制服を着て、これが"ラスト制服"だと思ったんですが、すぐに着ることになっちゃいました。この衣装、スカートが短くてどうしようと思ったんですが、かわいく着こなしたいし、"絶対領域"を守って番組を進めたいですね(笑)。24歳で「大丈夫か」と視聴者に引かれるんじゃないか心配ですが、この番組は私のホームだと思っているので、ハッチャけて頑張りたいと思います。

――現在、アニメカルチャーも細分化されていますが、桃井さんはこの番組でどういったことを伝えていきたいですか?

桃井:最近、本当にアニメや周辺カルチャーが市民権を得て、うれしいかぎりですが、一方で情報があふれかえりすぎて、何を観ればいいのかわからない人もいるかと思います。『アニカル部!』で取り上げたもので興味を持ってもらえたり、出会いを作れるような番組になれたらいいなと思います。

――ほかに『アニカル部!』のオススメポイントはありますか?

桃井:毎回来てくださるゲストの方を"名誉部員"と呼ぶんですが、アニメのキーパーソンとなる方ばかりです。話を伺うことで、その方が関わっているアニメを観てみたり、観たことあるけど実は意外な方が関わっていたりなど、自分の好きな作品探しにも役立てられるかな~と。

――いずれ番組で実現したいことってありますか?

足立:いやあ、あるんですが、それを実現していいのかなと悩むことがあって……。

桃井&加藤:ええ~!? 何、何~!?

足立:純粋に私は、声優の鳥海浩輔さんが大好きなんです。純粋に。ただ、これは仕事という名をつかって、出会っていいものなのかなと。半分は会いたくて、半分は仕事で会って「足立いいのか?」みたいな(笑)。今、とても葛藤しています。

加藤:僕は花澤香菜ちゃんとは子役の時に共演していたんですが、最近は連絡をとっていないので、番組に呼んでみたいですね。

桃井:お二人の衣装がアニメの世界から飛び出してきたような感じなので、ゆくゆくはアニメ化とか、声を声優さんに当ててもらうとか、妄想が膨らみますね。

――桃井さんは、今後どんな人をゲストに招いてみたいですか?

桃井:声優さんはもちろんですが、レジェンド的な原作者さんや監督さんをこの番組に招いて、ここだけの話なども聞いてみたいですね。

足立:いいですね! 音響監督さんにアフレコの極意とかも聞いてみたい。

――加藤さんと足立さんは、どんなスペシャルゲストが来てほしいですか?

加藤:ええ~? ……宮崎駿さん? あと、庵野秀明さん。

足立&桃井:うわー!! 話を聞いてみたい!!

足立:私は、舞台監督さんなどに、舞台版の演出方法を聞いてみたいですね。どこまで原作に寄せるのかとか、アニメを舞台化するのに苦労した点とか気になります。

――では、最後にあらためて読者の皆さんに番組の見どころなどを教えてください。

足立:今回『アニカル部!』という番組で、アニメだけじゃなくていろいろな情報を発信していきたいですし、私もその情報をプライベートに生かせるように頑張りたいと思います。

加藤:クールジャパンって言葉の中に、アニメやマンガなどのアニカルが世界に注目されているものだと思っています。でも、興味があっても僕みたいにアニカルがわからない人たちもいるので、この『アニカル部!』を見て一緒に学んでいけたらと思います。

桃井:『アニカル部!』は週末のいい時間帯の放送になるので、「休みも終わりか」「月曜が憂鬱(ゆううつ)」「明日から会社だ」なんて気持ちを吹き飛ばすような楽しい番組にしてきたいですね。

私は海外のアニメのイベントで歌を歌わせてもらったりもするんですが、アニメのタイトルを言うだけで、海外の人とも仲良くなれるんです。こんなことって他にないですよね? この番組をきっかけに世界の人とも仲良くなれたらなと思います。

――ありがとうございました。