工場のスマート化を促進する技術・ソリューションが一堂に出展する専門展「第1回 スマート工場EXPO」が1月18日~20日にかけて、東京ビッグサイトにて開催されている。同展示会において、トレンドマイクロブースでは、工場向けセキュリティソリューションの紹介などが行われている。

同ブースでは、FAシステムの攻撃・防御デモなどを見ることが可能。これは、FA-PCやPLCなどは従来のままにしつつ、ネットワーク上のスイッチのSPANポートに振る舞い検知機能やカスタムサンドボックスを搭載した「Deep Discovery Inspector(DDI)」を、オフィスのOA端末とスイッチの間に次世代型侵入検知/防御システム「Tipping Point Threat Protection System」を入れることで、FAシステムにかかるさまざまな脅威に対抗できるようになることを示すものとなっている。

このほかにも、セキュリティソリューションとしては、インストール不要のUSBメモリ型ウイルス検索・駆除ツール「Trend Micro Portable Security2」や、ロックダウン型ウイルス対策ソフト「Trend Micro Safe Lock」などの紹介も行われている。また、IoTセキュリティとして、「つながるモノをサイバー攻撃から防ぐ」とうたった「Trend Micro IoT Security SDK」の紹介も行われている。こちらは、LinuxやAndroidといった汎用OSで動作し、外部とIP通信を行う組込機器や、自動車といったものの中でも、各デバイスが正常に動作しているかを確認することを可能とするもの。アップデートはOver The Air(OTA)で行うということで、自動車としては数年先に本格活用されるソリューションという位置づけといったところになると同社では説明していた。

トレンドマイクロブースにおけるFAシステムの攻撃・防御デモと工場設備向けセキュリティソリューションの概要