昨年1月にアップされた「2016年ナンバー1ブレイク女優は? ヒロインの座をめぐって若手フィフティーン大混戦」が好評だったことを受けて、今年も同様の企画にトライ。前回は当時盛り上がったラグビー・ワールドカップにあやかって15人を選んだが、今回はとびきりフレッシュな10人の若手女優を厳選紹介していく。

セレクトの基準は、最近の出演作品で見せた可能性と、今後出演予定が発表されている作品のラインナップ。毎年、次々に新星が誕生する女優業界で、今年ブレイクを果たすのは誰なのか?

1月スタートの連ドラに抜てき

山賀琴子

1人目は、現役青山学院大生の山賀琴子(21)。2015年に全国のミスキャンパスを集めた『Miss of Miss Campus Queen』でグランプリを獲得し、昨年芸能界進出。秋には『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で女優デビューを飾った。演じたのは、土屋百合(石田ゆり子)の部下で化粧品会社に勤めるイマドキ女子・堀内柚。最終回で同性愛者であることをカミングアウトした梅原ナツキ(成田凌)と言い争うシーンで、何度も笑わせてくれた。さらに1月からは、月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)に女子アナ役で出演。息をのむような美しさからCM業界の注目度も高く、自身のシンデレラストーリーも含めて、文句なしのブレイク候補だ。

岡崎紗絵

2人目は、『Ray』専属モデルの岡崎紗絵(21)。2012年に広瀬すずらと「ミスセブンティーン」に選ばれると、2015年には『脳漿炸裂ガール』で映画初出演。昨年は連ドラデビューを『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(フジテレビ系)の婦警役で飾り、『仰げば尊し』(TBS系)では吹奏楽部員を演じて経験を積んだ。今年も1月から『嫌われる勇気』(フジテレビ系)で鑑識官を演じるなど、年齢以上に大人の役にもハマるのが彼女の強み。4月公開の映画『ReLIFE』では再び女子高生を演じるなど、キャスティングの幅が広いため、ステップアップのチャンスは多い。

石川恋

3人目は、男性誌のグラビアを席巻し、写真集もバカ売れした石川恋(23)。昨年は初ドラマ出演の『ラヴソング』で福山雅治とベッドシーンを演じたほか、映画『コープスパーティー Book of Shadows』『SCOOP!』に出演。舞台にも出演するなど、女優業への意欲を見せた。今年も1月から『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)に、ヒロイン・倫子(吉高由里子)の後輩役で出演。昨年11月に高良健吾や香里奈らが所属する事務所に移籍したことで女優業の活発化は既定路線となった。「いまだに『ビリギャル』の金髪姿をイメージされる」というが、それも今年で終わりになるだろう。

ピュアな魅力あふれるティーンたち

大友花恋

4人目は、すでに女優デビュー5年で世代屈指の経験を持つ大友花恋(17)。もともと『セブンティーン』モデルだけに同世代の人気は高いが、『恋仲』(フジテレビ系)で演じた病気を抱えるピュアな少女役の好演で、一気に知名度を上げた。昨年も『お迎えデス。』(日本テレビ系)、『こえ恋』(テレビ東京系)にレギュラー出演するなど、女子高生役のキャスティングでトップランクに位置している。現在、12代「高校サッカー応援マネージャー」として活動中。かつての堀北真希や新垣結衣、最近では広瀬すずや永野芽郁など、ブレイクの登竜門になっているだけに期待は大きく、8月公開の映画『君の膵臓をたべたい』では北川景子の学生時代を演じる。

松風理咲

5人目は、所属事務所の先輩である「ポスト堀北真希」の期待が高い松風理咲(15)。昨年、『グッドパートナー 無敵の弁護士』(テレビ朝日系)でドラマデビューを飾り、しかも竹野内豊と松雪泰子が演じる主演夫婦の一人娘という大役。高校1年生にも関わらず小学生役をそつなく演じたほか、離婚した両親を復縁させるべく奮闘するほほ笑ましい姿を見せた。今年は初主演映画『トモシビ』が公開。昨年12月、「キットカット 受験生応援キャンペーン」の6代目応援キャラクターに就任したように、清楚で透明感あふれるキャラクターは将来性十分だ。

6人目は、昨年その演技でツイッターやSNSをさわがせた山田杏奈(15)。12歳のとき、『刑事のまなざし』(TBS系)で女優デビュー。いきなり椎名桔平が演じる主人公の娘を演じて驚かせた。昨年は『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』で映画初出演したほか、恋する女子生徒を演じた『スカッとジャパン』(フジテレビ系)「胸キュンスカッと 電車で出会った王子様」は、年末にリピート放送されるほど大好評。さらに『世にも奇妙な物語』(フジテレビ系)「ずっとトモダチ」の演技でもネット上の話題をさらった。今年も『咲 -Saki-』『あゝ、荒野』の映画2作に出演するほか、連ドラ出演も期待されている。