年末年始の過ごし方を間違えると女性ホルモンの乱れにつながる恐れがある

2016年も残りあとわずか。まとまった休みがとれる年末年始は、実家に帰ったり旅行に行ったりとおのおのの過ごし方でのんびりする人が多い。ただ、忘年会や新年会などの飲み食いをするイベントも重なるだけに、自身の体調の変化には注意が必要だ。

特に女性の場合、微妙なホルモンバランスの乱れが心身に大きな影響を及ぼすこともあるだけに、年末年始の過ごし方には工夫をしたいところだ。今回は、ホルモン補充療法などの施術を行うAACクリニック銀座の院長・浜中聡子医師に、「女性ホルモンの観点から注意したい年末年始の過ごし方」についてうかがった。

女性ホルモンの乱れに伴う影響

主な女性ホルモンにはプロゲステロンとエストロゲンの2つがあるが、前者が欠乏すると「セルライト悪化」「太りやすさアップ」「むくみ」などの症状が、後者が欠乏すると「小じわ増加」「薄毛」「骨粗しょう症」などの症状が現れるようになる。このように女性の体は女性ホルモンに非常に大きく左右される。

年末年始は普段と生活リズムが異なってくるため、女性ホルモンのバランスが乱れる恐れがあるが、具体的にどのような影響が出てくるのだろうか。

「一般的に女性ホルモンの乱れということでは『月経困難症』や『イライラ』、さらには『眠気』『だるさ』といったような典型的な不定愁訴のような症状を訴えてくる方が多いです」と浜中医師は話す。

さらにむくみや旺盛な食欲(特に甘いものへの食欲)、普段から片頭痛や緊張型頭痛に悩まされている女性では、頭痛も出やすくなるという。特に片頭痛はエストロゲンとの関連性が研究で明らかにされており、閉経になると頭痛持ちの人が減るとのこと。

基本は一定期間後に乱れが戻るが……

いったん女性ホルモンのバランスが乱れると、その乱れを通常時にまでリカバリーするために要する時間は個人差がある。それでも、よっぽど大きな精神的ショックや婦人科疾患の不安定さがなければ、生理周期が1、2回ほど乱れた後に元通りになるというケースがほとんどのようだ。

ただ、生理周期の乱れが続いたり、不正出血やひどい痛みがあったりした場合は早めに婦人科を訪れてほしい。