イオンスタイル碑文谷がオープン!

イオンは12月16日、東京都目黒区にて「イオンスタイル碑文谷」を、ソフトオープンした(近隣住民が対象)。通常営業は18日からとなる。

地元で41年間にわたって親しまれた「ダイエー碑文谷店」が生まれ変わる形でお目見えした同店は、子育て世代の働く女性をメインターゲットにしているとのこと。店内では、どのような工夫が凝らされているのだろうか。早速紹介しよう。

時短に役立つ総菜が充実

「イオンスタイル碑文谷」は、2016年5月5日まで、41年の長きにわたり地域の人に親しまれた「ダイエー碑文谷店」を一新し、オープンしたもの。ダイエー碑文谷店で活躍した従業員も、多く店舗に入っているという。

ヒアリングを重ねてきた地域住民の意見を踏まえ、「日常使いの商品を中心に、しっかりとした品ぞろえを意識した」と同社。加えて、富裕層の多い地域性を考慮した、上質さやこだわりも重視している。

約50種類の和洋惣菜がそろう

家飲みや、ホームパーティーにも使えそうなメニュー

まず、店舗に入って目に付くのは、1階食品フロアの総菜エリアだ。約50種類あるというサラダやおかずが、彩り豊かに並べられている。「おいしさには妥協したくない」という一方で、「料理をするまとまった時間が取れない」という働く女性の声を受けて、用意されたというメニューは、どれもおいしそうでおしゃれだ。そのほか、生地を窯で焼いたばかりのピザを購入できるコーナーもあった。

出来立てのピザも購入できる

さらにイオン初展開として注目したいのが、アメリカで人気だというチョップドサラダの専門店「Salada bits」(サラダビッツ)。提供するサラダには、ロメインレタス、ほうれん草、ケールなどの国産原料を使用し、1日の摂取目標である350g以上を1パックに盛り込んでくれる。

1日の摂取目標である350g以上の野菜を、1パックに盛り込んでくれる

対面式で購入できる

加工食品は種類が豊富

1階上がって2階のフロアでは、加工食品や冷凍食品、スイーツ、リカーなどが販売されている。中でも加工食品の売り場では、その種類の豊富さに驚かされる。例えば、鍋つゆはご当地ものも含め、約60種類あるという。

この棚ぜーんぶ「鍋つゆ」

ご当地鍋つゆも充実している

さらに、味噌やドレッシングなどの調味料、オリーブオイルなどの商品だって、専門店ばりの充実具合だ。これだけあれば、お気に入りが見つかりそう。

みそもご覧のとおり、多くの種類の中から選べる

左から、オリーブオイル、ドレッシングの棚

またリカーコーナーでは、輸入ものを中心に、無農薬や減農薬などのナチュラルワイン、日本ワインなど、約1,500本のワインを取りそろえている。ソムリエが客の要望にあわせて商品を選んでくれるほか、隣接するバーでは、ソムリエセレクトの約10種類のグラスワインなどが楽しめるとのことだ。

ソムリエが客の要望にあったワインをオススメしてくれる

グラスワインが楽しめる隣接のバーも

他にも、銘品コーナーでは、ケーキやデザートアイスバー、チョコレートなどのスイーツが用意されていて、おもたせに便利そう。

銘品コーナー

左から、「コロンバン」「デザートアイスバー カラフル」のスイーツ

プレゼントを準備するのに役立ちそうな「SIMPLE&NATURAL KITCHEN」のコーナーでは、キャラクターが描かれたマグカップや子ども用の食器なども充実していた。

プレゼントに喜ばれそうなメラミン食器

ムーミンのマグカップも

忙しいママのサポートも充実

そして、3階は生活用品や化粧品などを取り扱うフロア、4階はインテリアやキッチン用品、日用消耗品などを取り扱うフロアとなっている。

このうち便利だと感じたのは、"地域の御用聞き"のような存在を目指すという、家事代行のコーナーだ。対象地域は限られているが、最短で申込日の当日から、掃除や片付け、庭の草むしり、窓拭きなどの家事サービスを依頼することができる。

おうちのお困りごとなどを相談してみよう

また、調剤薬局は9時~22時の営業。昼間時間を作るのが難しい働くママでも、薬をとりに行くことができそうだ。

22時まで調剤してもらえる薬局

「ダイエー時代と比較して、客数は130%アップを目指す」というイオンスタイル碑文谷。2017年春には、書籍とメンズコーナーを配した5階フロア、子ども・ベビー用品を取りそろえた6階フロア、スポーツ用品売り場や、レストランなどが入った7階フロアもオープンする予定だという。

同店を担当するイオンリテール南関東カンパニーの大島学 専務執行役員は、「都内でも売り上げの多い、板橋区の店舗と同じくらい、子育て世帯が多い地域。来春にオープンするフロアでは、ますます、子どもを持つ女性に寄り添ったサービスを展開していきたい」と話している。

一般向けのオープンは12月18日午前8時~。最寄りとなる東急東横線の学芸大学駅からは徒歩約10分、駐車場が充実しているので、車で訪れるのも手だろう。ぜひ一度、週末の買い物に利用してみてはいかがだろうか。

※記事中の情報は2016年12月取材時のもの