Googleは12月8日、都内で「Google Play Best of 2016」表彰式を開催した。

Google Japan Blogでは、2016年に人気を博した、または話題となったアプリとして、「アプリの部」9部門と「ゲームの部」7部門の受賞作品を紹介している。表彰式では、各部門のタイトルから大賞作品を選出するとともに、2016年のベストアプリとベストゲームが発表された。

「Google Play Best of 2016」表彰式の様子

アプリの部では、ベストトレンドアプリ部門、ベストイノベーティブアプリ部門、ベストシェアアプリ部門、ベストデザインアプリ部門、ベストローカルアプリ部門、ベストエンターテインメントアプリ部門、ベスト自己改善アプリ部門、ベストファミリー部門の各大賞が発表された。

2016年のベストアプリは「AbemaTV」

2016年のベストアプリに選ばれたのは、iOS・Android版の合計で1,100万ダウンロードを達成した(2016年12月現在)インターネットテレビ「AbemaTV」。登壇した「AbemaTV」の担当者は、「年末年始に向けてチャンネルを増やしていく予定で、コンテンツもますます充実してくると思います。今日は『AbemaTV』でもこの生中継を配信しているので、視聴者の皆様に感謝を申し上げたいです」とコメントした。

一番人気のコンテンツはアニメで、全視聴数の半数近くを占めている。24時間配信しているニュースチャンネルでは、地震や津波の情報、芸能人の記者会見もよく見られているそうだ。今後も、オリジナルを含めコンテンツ拡充に力を入れていくという。

アプリの部最高峰のベストアプリに「AbemaTV」が選出された

受賞のコメントを述べる「AbemaTV」の担当者

「Google Play Best of 2016」大賞受賞アプリ アプリの部

  • ベストトレンドアプリ部門: NHK ニュース・防災
  • ベストイノベーティブアプリ部門: iQON[アイコン]
  • ベストシェアアプリ部門: Miitomo
  • ベストデザインアプリ部門: C CHANNEL
  • ベストローカルアプリ部門: UberEATS
  • ベストエンターテインメントアプリ部門: AWA
  • ベスト自己改善アプリ部門: Studyplus
  • ベストファミリー部門: はらぺこあおむし いろかたち

やはり「Pokémon GO」は強かった

ゲームの部では、ベストトレンドゲーム部門、ベスト対戦ゲーム部門、ベストイノベーティブゲーム部門、ベストインディーゲーム部門、ベストエキサイティングゲーム部門、ベストアトラクティブゲーム部門、ベストグラフィックゲーム部門の大賞を発表した。

2016年のベストゲームに選ばれたのは、やはり大ブームとなった「Pokémon GO」だ。なお、「Pokémon GO」はベストイノベーティブゲーム部門にも選出されており、2つの賞を受賞することとなった。

登壇した「Pokémon GO」の担当者は、「実際にローンチしてみたら、世界中いろんなところで受け入れていただきました。僕が個人的に一番うれしく思っているのが、病院で使われているケースです。自閉症で苦しんでいるお子さんが、『Pokémon GO』をきっかけに他の人に話しかけたり、外に出かけたり、ゲームをある種超えたような現象が起きたことに関してすごく驚いていますし、うれしく思っています」と話した。

「Pokémon GO」のアップデートについては、「12月は年末ということもあるので、いろいろ予定しています」とのこと。今後の追加機能については詳細が明かされなかったものの、人間同士のリアルなコミュニケーションが魅力のゲームであるため、チャットや掲示板といったオンラインでのコミュニケーション機能は実装しない予定だという。また、「ローンチする前に公開したビデオの中で達成できていない部分がけっこうありますので、それを見ていただけたら」とコメントした。

ベストゲームにはやはり「Pokémon GO」が選出された

「ローンチする直前は、うまくいくのかなという緊張があった」と「Pokémon GO」の担当者

「Google Play Best of 2016」大賞受賞アプリ ゲームの部

  • ベストトレンドゲーム部門: ソードアート・オンライン メモリー・デフラグ
  • ベスト対戦ゲーム部門: シャドウバース (Shadowverse)
  • ベストイノベーティブゲーム部門: Pokémon GO
  • ベストインディーゲーム部門: アビスリウム-タップで育つ水族館
  • ベストエキサイティングゲーム部門: ドラゴンプロジェクト
  • ベストアトラクティブゲーム部門: キャンディークラッシュゼリー
  • ベストグラフィックゲーム部門: プロ野球スピリッツA