Microsoftが2016年11月16日(米国時間)に公開した「Visual Studio Marketplace」は、既に7,000件以上の拡張機能が並んでいる。同サービスは2015年11月に開催した「Connect(); // 2015」でアナウンス済みだったが、約1年の期間を経て同日から利用可能になった。ページには無償使用可能もしくはトライアル版拡張機能が並び、コーディング、フレームワーク&ライブラリ、プログラミング言語、Windowsフォーム、チーム開発といったカテゴリーごとのフィルターや、キーワードを用いた検索機能で必要な拡張機能を見つけ出し、Visual Studioを拡張できる。
利用者はWebブラウザー経由でVisual Studio Marketplaceにアクセスし、検索などで見つけた拡張機能をPCにインストール済みのVisual Studioへインストールする仕組みだ。このあたりの動作は以前のVisual Studioギャラリーと大差はない。
Visual Studio内からの拡張機能更新は、執筆時点ではVisual Studioギャラリーからダウンロードするものの、今後Visual Studio Marketplaceに変更される予定ながらも、Microsoftは当面の間はリダイレクトで対応すると説明している。そのためVisual StudioギャラリーのWebサイトも執筆時点で残しているが、既に登録済み拡張機能数に差が生じている。同ギャラリーは6,992件に対して同Marketplaceは7,083件。Microsoftは両者を自動同期させて通常は15分程度で完了すると説明しているが、古い拡張機能の登録を取り消したのではないだろうか。なお、今後は段階的に同ギャラリーを廃止し、同マーケットプレースへの移行が進むと推察される。
Visual Studioギャラリー上で同拡張機能を公開している利用者に対してMicrosoftは、管理ページからパブリッシャの編集ページを開き、Marketplace上の拡張タイル更新や説明ページに表示されるインライン画像の追加を推奨している。
阿久津良和(Cactus)