iOS 10ではiPhoneの「メッセージ」が大きく変わりましたが、Apple Watchでも少し進化しています。iPhoneを取り出すことなく、Apple Watchからサクッと返信できたら便利ですよね。通知を見るだけでなく、返信にも使ってみてください。

定型文で返信する

Apple Watchでは、あらかじめ用意してある定型文を選択してメッセージに返信することができます。これは以前からある機能ですが、watchOS 3では用意できる定型文の数を増やせるようになりました。

メッセージを開いたら、下へスクロール。用意された定型文が表示されます

送りたい定型文をタップするだけでOK

定型文はiPhoneで編集・追加が可能です。

「Watch」アプリを開き、「メッセージ」→「デフォルトの返信」の順にタップ

定型文の一覧が表示されます。文字タップすれば書き換えが可能

一番下までスクロールすると、定型文の欄を追加できます

「編集」ボタンを押せば、定型文の削除や順序の入れ替えが可能です

「スマートリプライ」は届いたメッセージの内容に応じて返信する言葉の候補を表示してくれる機能です。が、日本語的にはまだちょっとこなれていない感じですね。オフにしても問題ありません。

定型文の「スマートリプライ」は、メッセージの内容によって返信候補を表示

音声入力で返信する

定型文にない返信をしたい場合は、音声入力でテキストを送ることができます。人前ではちょっとやりづらいですが、意外に精度が高くお手軽なので、家にいる時などに試してみてください。

メッセージを開いたらマイクボタンをタップ。発話すると自動的に音声を文字に変換してくれます

入力が終わったら「送信」をタップ

句読点は「まる」「てん」、「!」は「びっくりマーク」、「?」は「はてな」で変換されます

絵文字とスケッチで返信する

あらかじめ用意された絵文字やステッカーに加え、iPhoneの新機能・手書きメッセージも送ることができます。といっても、Apple Watchで書くのではなく、iPhoneで書いたものをApple Watchで再利用する形になります。

iPhoneの手書きメッセージについてはこちらをご覧ください。

メッセージを開き、スマイルマークをタップ

画面を左右にスワイプすることで、手書き・絵文字・ステッカー(顔)・ステッカー(ハート)・ステッカー(ハンド)を切り替え

デジタルクラウンを回し、送りたいものをタップすれば完了。ステッカーの場合は送りたいものを表示して「送信」を押します