防水・防塵仕様で耐衝撃性も高い

HP Elite x3のボディは、耐衝撃性に優れたポリカーボネート製だ。IP67水準の防塵防水を実現しているほか、通称MILスペックなどと呼ばれる米軍調達基準「MIL-STD 810G」をクリアしている。海外メーカーのスマートフォンでは、防塵防水仕様になっているものは少ないのだが、その中でも上位に位置するIP67は、水深1mの水中に30分間沈めても問題がないというものであり、水回りでも安心して利用できる。画面の保護ガラスは、強化ガラスの「Gollira Glass 4」が採用されており、傷にも強い。

本体サイズはW83.5×D161.8×H7.8mmで、重量は約194gである。5.96型液晶搭載スマートフォンとしては、標準的なサイズと重量であり、ボディの質感も高い。

HP Elite x3とCDケースの比較

試用機の重量は実測で194.3gであった

2種類のドッキングステーションを利用できる

HP Elite x3は、オプションのドッキングステーションと組み合わせることで、さらに可能性が広がる。コンパクトな「デスクドック」に加えて、12.5型液晶とキーボードを備えた「ノートドック」という2種類のドッキングステーションが用意されており、用途に応じて使い分けることができる。

今回は、デスクドックを試用した。デスクドックには、USB 3.0×2とUSB 3.0 Type-C×1、有線LAN、DisplayPortが用意されており、HP Elite x3に外部ディスプレイやキーボード、マウスを接続して、通常のWindows 10搭載PCのように使うことが可能だ。なお、デスクドックを利用するには、デスクドック付属のACアダプタを接続する必要がある。

オプションのデスクドック。重量はかなりあり、HP Elite x3をドッキングさせてもグラグラしない

デスクドックの背面。USB 3.0×2とUSB 3.0 Type-C×1、有線LAN、DisplayPortが用意されている。デスクドックを利用するには、ACアダプタを接続する

デスクドックの側面には、専用セキュリティロックケーブル用の穴が空いている