2016年11月16日から18日にかけて、パシフィコ横浜にて開催されている最先端の組込技術/IoT技術にフォーカスした総合技術展「ET 2016」「IoT Technology 2016」において、PFUは、最新型の組み込みコンピュータ各種の紹介や、そうした組み込みコンピュータを活用したさまざまなソリューションのデモを行っている。

組み込みコンピュータ「AR4400モデル200K」はAR4400シリーズの最新モデルで、第5世代Intel Core i7プロセッサを採用。ECCのほか、RAIDやUPSをサポートすることで、高信頼性が必要とするアプリケーションにも対応可能となっている。また、システムオンモジュール「AM120モデル210L」は、AMシリーズの最新モデルで、第6世代Intel Core i5/i7プロセッサを搭載しているほか、Windows 10 IoT Enterpriseに対応している。さらに、オプションカード製品となる「EtherCATカード」も展示。こちらは、信頼性を高めることを目的に、機器やセンサとのネットワーク二重化機能を搭載したほか、ホットコネクト機能を搭載することで、マスタ装置の稼働を停止することなく、稼働中のスレーブ装置の交換を可能とした。加えて、機器制御用のアプリケーション開発に必要なコンポーネントをEtherCAT SDKとして提供することで、EtherCATを利用したシステム開発を効率的に実現できるようにしたとする。

左から、Intelの第5世代 Core i7を採用した組み込みコンピュータ「AR4400モデル200K」、第6世代 Core i5/i7を採用したシステムオンモジュール「AM120モデル210L」、オプションカード製品の「EtherCATカード」

なお、こうした組み込みコンピュータの活用分野は多岐にわたっているため、同社ブースでは、医療やオートモーティブ、スマートファクトリ、5Gなど、さまざまな分野での活用をイメージしたソリューションデモを見ることができるようになっている。

組み込みコンピュータが活用されるさまざまな分野に向けたデモを前面に押し出す形で紹介を行っている