iPhone 7 / 7 Plusが発売されてから約1カ月半が経った。新しいiPhoneを買った人の中には、イヤホン端子がなくなったことのダメージを、ジワジワと感じている方も多くいるのではないだろうか。
筆者もSIMフリーのiPhone 7を発売直後に購入して、メインのスマホをXperiaから乗り換えてみたのだが、外で音楽を聴くのがめっぽう不便になってしまい、打開策を色々と思案している。
Ligntning端子からイヤホン端子への変換プラグをいつも持ち歩いて、音楽を聴く時だけ「いざっ」とバッグの中をゴソゴソしはじめるのは、何となくエレガントじゃない。だからと言って変換プラグをぶら下げっぱなしにするのは、もっとためらわれる。
ワイヤレスヘッドホンやイヤホンも使ってみてはいるものの、聴き慣れた有線タイプの愛機が無性に恋しくなる。iPhoneに付属するLightning直結の新EarPodsも悪くないのだが、こいつをLightning端子に装着してしまうと、今度は音楽を聴きながら充電ができなくなってしまう。
どの方法にも一長一短あることを痛感し、心が折れそうになっていた時、OPPO (オッポ)からハイレゾ対応のDACを搭載するポータブルヘッドホンアンプ「HA-2SE」が発売されたというニュースが飛び込んできた。
でも「ポタアン」って何だかマニアックな感じがするし、結局iPhoneの他に一つ持ち物が増えるなら、かえって不便になんじゃない? という意見もあるだろう。が、このOPPOの「HA-2SE」は一般的なポタアンの弱点を補って余りほどの特長を備えており、iPhoneと一緒に使えばスマホで楽しむ音楽リスニングが一段と快適になる。
HA-2SEのどんなところが魅力的なのか。ポタアンとして語るべき見どころはたくさんあるのだが、今回はあえてiPhoneと組み合わせることを前提にした「3つのポイント」に焦点を絞りながら、HA-2SEの良さに迫ってみたい。