【レポート】

au・ソフトバンク系のMVNOが増えない理由

1 MVNOの大多数がドコモネットワークを利用

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料金の安さや多様なサービスが提供されていることなどから、最近人気が高まっているMVNOの通信サービス。だがそのMVNOの大半はNTTドコモのネットワークを用いており、auやソフトバンクのネットワークを用いたMVNOは極めてごく少数にとどまっている。なぜ、NTTドコモ以外のネットワークを用いたMVNOは数が増えないのだろうか。

MVNOの9割以上はNTTドコモのネットワークを使用

ここ数年来、大手携帯電話キャリアからネットワークを借りてモバイル向けの通信サービスを提供する、MVNOの利用者数が急速に伸びている。特に今年に入ってからは、4月に総務省の「スマートフォンの端末購入補助の適正化に関するガイドライン」が打ち出されて以降、大手キャリアが高価格なスマートフォンを、「実質0円」など大幅に値引いて販売することができなくなったことから、一層価格が安いMVNOへの注目度が高まりつつあるようだ。

MVNOはキャリアからネットワークを直接借りている一次MVNO、その一次MVNOからネットワークを借りてサービスを提供する二次以降のMVNOを合わせると、500以上の企業が参入していると言われている。だが実は、MVNOが利用するネットワークには非常に大きな偏りがあり、個人向けに通信サービスを提供しているMVNOの9割以上が、NTTドコモのネットワークを用いている。

総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(平成27年度第4四半期(3月末))」より。上記のとおりMVNOは500社以上あるが9割以上がNTTドコモのネットワークを利用する

実際、NTTコミュニケーションズなどMVNO大手と呼ばれる企業から、楽天やイオン、LINEなどの有名企業、さらには「FREETEL」ブランドでスマートフォンと通信サービスを一体提供するプラスワン・マーケティングなどのベンチャー企業に至るまで、大半のMVNOはNTTドコモのネットワークのみを用いてサービスを提供している。

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インデックス

目次
(1) MVNOの大多数がドコモネットワークを利用
(2) au・ソフトバンク系MVNOの企業
(3) ドコモ系MVNOが極端に多い理由
(4) auとソフトバンクの制約
(5) SIMの複雑な仕様も影響か
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