地震や土砂崩れ、火災などの被害に見舞われたときには、自宅に置いてある現金が破れたり汚れたりすることもあります。そんなとき、持っていた現金はもう使えなくなるのでしょうか? 今回は、破損したお金の対象法について解説します。

一定以上の面積が残っているならセーフ

破れたお札って使えるの?

災害に見舞われたときなどには、手持ちのお金が破損することもあり得ます。実はそんなときも、お金の価値が消えてしまうとは限りません。一定の条件を満たすと、新しいものと交換してもらえるからです。

日本銀行の引換基準によると、お札は券面の3分の2が残っている場合、元の金額に対して100%の金額に交換できます。券面の5分の2以上、3分の2未満が残ってるときは、元の金額に対して半額分を交換してもらえます。

また硬貨は、模様が認識できると、元の金額に対して全額を新しい硬貨として交換できます。つまり、上記の条件を満たしていればお金としての価値がありますから、お店によっては汚れた状態でも使える可能性もあります。